旧 太極拳よもやま話 未分類

呉式太極拳6代目日本人新弟子の世話の為に上海へ  

2013年10月15日

 思い起こすと1986年に中国から沢山の留学生が東京と言う地に着き、その中の一人が私の叔父の黄立穆氏でありました。彼は幼い頃から私の師である呉英華、馬岳梁に弟子入りし、一応呉式の弟子でもありました。当時、師馬岳梁は来日の意欲はあまり無く、どちらかという欧州に大変興味があったのです。私は日本という漢文学が好きで中国伝統的文化にも大変興味を示す国に対し、太極拳の需要が必ずあると確信し叔父に馬師を日本に招聘する意向を伝えた次第ですが、叔父は色々な太極拳修練者に声をかけたところ、もう既に大先生がいるから特にもう一人の師匠が要りませんとのことでした。もう一人の大先生について伺うと「付鐘文先生」であることが分かりましたね。馬師はもともと、楊式太極拳に対して最大の敬意を表している為、もうこれ以上来日のことを口にはしませんでした。
 その三年後に私が師呉英華と師馬岳梁と涙の別れをし東京に着きましたが、別れの前夜に二人の師と夕飯をしてから再度、色々な推手や散手を確認し、教えることは難しいだろうとのことで、常に修練しなさいと師より厳しい教訓を受けてお別れしました。私は太極拳以外のことで何とかこの国で成功するよう色々と勉強もし、商売もいろいろとやってみたのですが、なかなか上手くいかない様でしたね。私は約10年前から数人の太極拳プロの方と個人的な交流をし、お付き合いの中で皆様が呉式太極拳のことを知り、そして、一言呉式太極拳と言っても何故か北派や南派、香港派で日本人の皆様(世界のどこも同じ)はかなり迷っていましたね。同じ呉式なのに、型が全然違います・・・。でも、一応私の多彩な推手手法で少々びっくりしたおかげでしょうか。数人が私のところで学習するようになったわけです。勿論、専門で太極拳を教えるわけではないですし、ホームページも無いし、you tube動画も無かったです。
 去年に妻が経営を失敗し私も急に自由時間があった為、多くの太極拳先生やプロのお勧めにのり、おだてりゃ木に登るタイプの私が太極拳研究会を経営する計画をし、とうとう今年の年頭にこの呉式太極拳研究会を立ち上げた次第でございます。勿論、一般の方を公募し始めたのもまだ一年もなっていませんね。
 各太極拳流派が日本で直系弟子が沢山いらっしゃる中で、呉式太極拳の直系弟子が実に少ないです。呉鑑泉が上海で鑑泉太極拳社を開いてからその一番有力な系列からの弟子は現在、この日本国に二人しかいません。一人はこのわたくしでございます。(呉英華、馬岳梁弟子、馬江麟儀子)もう一人は八王子での会社経営者の程山大偉氏でございます。(張金貴弟子)程山氏は太極拳を教えておらず会社経営で成功しております。
 今回はなんと、日本人の上海呉式太極拳直系弟子が生まれるようになりました。その方は江口 博と申します。呉式太極拳の他、複数の内家拳も堪能で幼い頃から中国武道に大変、興味を示していたものです。江口氏は東京と地方で中国拳法を教え、太極推手のクラブも経営している者です。これからはきっと本物の呉式太極拳を日本中に広げることを貢献することを信じております。
 私は呉式太極拳直系の弟子として同時通訳や身辺の世話、パイプ役などをも勤めさせて頂くことになっております。でも、日本人の直系弟子は今回で二人目ですが、一人目の者は現在、上海在住で五代目になります。この雑草のような呉式太極拳直系ですが、今後少しでも日本国で展開出来るよう私も身を引き締めて頑張っていこうと決心した思いでございます。なにしろ、呉式直系弟子は競技種目が出来る者非常に少ないですね。全日本大会での5連覇や10連覇は夢のまた夢ですが、私達は現在、健康で老いることを最優先し本物の伝統太極拳という文化遺産を多くの人々に知って頂く為に日々頑張っております。そして他所の太極拳や気功でお体を壊してしまった方々の整体もしております。
 今後とも、江口、そしてこのわたくしのことを宜しくお願い致します。

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