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気功

2013年3月30日

 武道をやっている方は皆、気功ということばをご存知のはずです。中国では気功専門の方も数多くおります。かつて、毛沢東に「気功」で治療をした厳新という人は一躍、風雲児となったわけです。彼は北京にいながら上海の患者さんに「発気」して治療することで当時、共産党の「人民日報」でも大々的に宣伝していました。当時では、毎年のように全国武道家協会の会議があり、1983年の春、厳新氏は初めて呼ばれました。会議の途中、彼は突然と片手を高く上げて「発気」し始めたのです。目的地は米国でした。北京から米国ですかと私の師の馬岳梁が質問したのですが、お答えになりませんでした。「発気」が終了後、厳は馬に文句を言いつけたのです。「お爺様は太極拳の方ですよね。気功のことがよくわからないなら、私が気を出す時に声をかけないで貰いたい!」師馬岳梁はすぐに謝りました。
昨今、中国では偽気功や偽推手をかなり厳しく取り締まっています。が、「気」とは、どのような物でしょうか?「気」というものは恐らく誰も見たことがないでしょうね。最近では映画の中でよく煙のような気を出す達人がいまして・・・。あれは映画です。
「気」のことを空気を沢山吸い込み、お腹をパンパンにして硬くなることで「丹田気」というふうに言っている人もいましたね。日本のことはよくわかりませんが、中国では気功を練習して、先急ぎ過ぎていて精神分裂病を患った人がかなり多いです。気功って実はかなり難しいものですよ。私の体験では「雑念」が大敵でございます。人間って静かになると色々な雑念が出てきます。美味しい食べ物、綺麗な風景、若い女の子・・・。ありとあらゆるものが出てきますよ。これを全部無視しなければなりませんよ。私はかなり恐れながらやっていましたね。20代の時は本当に大変でしたね。
 「気」とは、「意」が高度に集中した時のなにかのものですが、熱い塊のような時もあるし、螺旋状に動いているもののような存在の時もあります。更に静かになっていくと目の前に真っ白になり、体が透明になっていく体験も人生で数回ありました。自分で自分の内蔵を見ている感じがしましたね。でも、すぐに消えましたが・・・。その時、気付いたら、いつもなにかの「雑念」が脳を占領していました!
 もう一つの「気」の修練法は「勁」を最高レベルへ持っていくことです。一般的には「勁」の最高段階になったら「気」に変わっていきますね。「勁」は太極拳だけではないですよ。基本的にどの武道も力の世界ではなく、「勁」の世界です。内家拳(太極拳、八卦、形意など)は無理をしないので比較的に「勁」の上達が早いだけです。
 「気」というものの修練はかなり時間かかります。環境も大事です。山の上で静かな環境はいいと思いますが、でも、誰かもう一人、遠くから見守っていたほうがいいでしょうね。
 「気」というものは人は誰でも持っていますが、これを操ることが「気功」です。適当に修練しないほうがいいですよ。問題を起こしたら直すのが大変です。

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