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太極拳用語「虚領頂勁」の説明

2012年12月30日

 「虚領頂勁」ということばは太極拳やったことのある方々、どなたでも一度聴いたことがあるはずですが、(最近の中国の規定太極拳ではこれさえ言わなくなったそうです)説明が不完全であることも多いです。今回は当呉式太極拳馬岳梁師と他流派の数名の先生の説明の記録を私なりに訳させて頂きます。幸い、違う流派の先生のよる説明はほぼ同じでした。本当に太極拳の原理は一つであって素晴らしいですね。
 「虚領頂勁」:
 虚領は顎を上げずに下げずにいることを指します。
 頂勁は、別名で頂頭懸と言います。頭が体の真上に置き、お腹には無理に力を入れないこと、気(体内エネルギー)は丹田へ集め、脳は集中し雑念を無くしましょう。不倒翁(起上小法師)のように、上半身が軽く下半身が十三勢で相手よりも深い太極勁を保ちましょう。また、頂勁は水の中の釣り浮きのように例えられます。漂いながら沈まないです。頂勁はこのような詩で残されています:神静気?縄任自然、漂漂蕩蕩浪里?疎、凭?胃風浪来打我、上軽下?縄不倒顛。
 この詩は漢文のよろしい方だと大体おわかりでしょう。
 具体的には太極拳基本拳をきちんと練習し、幅広い方々と推手をすることです。
 一緒にやりましょう!
 呉式太極拳研究会師範 沈剛

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