旧 太極拳よもやま話 未分類

面子と革裏

2014年2月14日

 「おお、また訳がわからない言葉か…」「所詮、外人だね…」と聞こえてくるような気配ですね。「また、愚痴か…」とか…、まあ、このように批判されるのも言論の自由で、「太極拳四方山話し」が人様を中傷しなければ、日本国民法で守られていることは知人の弁護士の者に確認が取れましたので、誰がどう言うのかはすべて任せます。実際、解散総選挙の時に時の総理が街頭演説をして、「馬鹿野郎」と怒鳴っていた人がいました。総理の名前が出なかったからか、隣にいた警察は知らん顔をしていましたね。もう一つの例を申し上げますと右翼の宣伝で警察の通報した地域の住民がいます。これはおそらく大音量と明らかな暴言とヤクザのような人間がウロウロしているかたですよ。私は日本の警察様に対する有り難さを感じたのが最近です。秘密保護法案が通り、様々な角に手が出ない日本の警察様ですが、実に人々に親身になって色々と法律の説明をしてくれたり、不審者やネット攻撃などの相談をしてくださったりして、世界では日本の警察は優秀とは言えなくても優しさは抜群ですね。このようにして私達外国人は日本人と同じ土地に自由な空気を吸い、自由な文化生活を楽しんでおりますね。このようにして毎日の様にして二千字位の「よもやま」は自分の日課であり、一つの楽しみにもなっています。読みたくない方の一番良い方法は読まなければよいですね。
 冒頭に戻りますが、これは中国のかつて三国時代の呉越同舟の時代の呉の国当たりの言い回しでございます。「面子も革裏も無くなる」と言います。面子は元々、お洋服の表の部分のことを指していましたが、いつに人の顔の皮と言うふうに言うようになったのかは私もよくわかりません。革裏はお洋服の裏地のことですね。この言い回しの意味は表も裏も、ありとあらゆるすべての持ち物が無くなってしまうとのことです。中国の江南地域では、せめて革裏でも人に上げないといけないと言う言い方をします。面子を上げなくてもよいとのことですね。人様に常に面子を上げ続けることがよくない時もあると思いますね。でも、道教的な昔の中国人は相手の最後の最後に残っているものを奪わないようにすることを大切にしています。最近では多くの方が私の「よもやま」を日本で言うとこうなるなど、色々と教えて下さっていますが、本日は私の個人的な感想としては、これは日本の村八分にしているのではないかと思います。でも、時々、中国人の独特な民族個性からくるものでありましょうか。面子も革裏も上げない時がありますね。でも、このような事例は一般の中国人は批判的な態度で見ております。中国語でもう一つの四字熟語である「狗急跳墙 」がよく用いられます。犬も急かせりゃ壁を飛んで超えることですね。文化革命の時では「狗急跳墙 」をマイナス的なイメージで使っていましたが、現在のところではどちらかと言うと中性名詞です。人に何も余裕を上げないで窮地まで責めていたら、その人は普段よりも信じられないパワーで向かってくるとのことですね。まあ、中国人と言う人種はいつものように大袈裟に物事を言うのが有名ですが、でも、このようなことで日本にも当てはまる言葉があり、流石の隣国関係ですので表現も大差はないはずですね。
 かなり若い頃の自分も人間関係があまり良くなくて、勿論のように躓いた事もありました。日本で色々やっていく内に数名のい方より日本文学を学び、勿論、日本人としての一般常識も少しずつ学んで参りました。中でも人の立場を尊重すると言う項目と、日本人の多くが仕事の為でしたら自我をころす事も平気でこなしていますね。流石、道教の国で上司として会社の日中では一般の平社員を管理する立場の方であっても、夜になると何故か一杯を奢る立場になってしまい、自腹を切ることになりますね。本当に謙る国ですね。中国はおそらく逆ですが、部下が上司のご機嫌をとる為に奢るのですね。日本に来た頃に私はこのようなことをしようと思ったのですが・・・。結果は皆様にお任せしますね。
 世の中のどの国も同じです。人から面子も革裏も奪ってしまったら、その人はどうやって生存するのでしょうか。日本国では多重債務者に対しては自己破産と言う最後の手段としての法律でさえ設けられていますね。最近では社内に於けるパワハラでは刑事責任迄問われてしまうケースもありますね。世に生きている限りでは人様に面子を上げなくても、せめて「革裏」位は…。
 写真:馬江麟師と太極拳研究

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