気功界で様々なスタイルがあり、近頃に出会った気功師の方によるとある気功師達が指パッチンをしているだけで数十万のお金も入るとかで、自分も思わぬ気候全体のことを注目するようになりました。理由は太極拳自体が一つの気功術でもありますので、当然のように現在、研究会として立ち上げてからは実に多くの方より気功「偏差」の相談が寄せられています。
そろそろ、自分なりの気功への見解もいなければならないこの頃ですが、自分自身もかなり矛盾しております。「四方山」は最初、太極拳を中心とした「千夜一夜物語」のような場にしたかったのですが、気功の話しもするとテーマが広がり、難度もアップしますね。但し、様々なご相談が寄せられている以上、太極拳を30数年修練した人間としては到底、看過出来ないところで御座います。
当然のように、気功を修練して御身をが何だかの形でいかしくなっている方の相談にのるには、どのような気功をやってきたという質問から入りますが、驚くほどの答えが返ってきました。私的にはどう考えても多くの気功教室や連盟でやっているのが実は、気功ではなく、心理学上でよく用いられる催眠術や新興宗教で常用手段である「洗脳術」のようなものでした・・・。
「鏡の中の自分を見つめてください、そして、鏡に映っているもう一人の自分が自分より少しずつ離れていくことを想像してください・・・。」
「?椈燭を見つめてください。中から仏の姿が見えてきます・・・。」
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「史上最強の気功師である俺の講座を受けなさい!貴方は直ぐに気功師になりますよ。代金が80万円也・・・」
このような数人が現在、「偏差」より蘇りましたが、私は例の気功大師の交流を申し込み、いかなる凄い気の遣い方であるのかを確認しようと思ったところ、40万円を払わないと会わないとか、一分一秒で沢山のお金が入るから会う時間が作れないとか・・・、中にはいくらか遣るから仲良くしましょうとの答えも出たことがありますね・・・。
話しを戻ると、先般に紹介した数人の体験談の中から見えてきたことですが、これは気功ではなく、明らかな「催眠術」と「洗脳術」に過ぎません。
ご紹介遅れましたが、私が大学に入る前に日本福祉教育専門学校社会福祉学科を卒業しており、現在は社会福祉主事任用資格を持っています。この位の専門知識でしたら私の同級生の誰でも把握していますしが、このように偽者気功が世間を騙し続けていることが摘発されないとは何故でしょうかと、とても不思議に思っている頃の私ですが、自分一人ではこのような社会現象に立ち向かうことが到底、無理であることの空しさと、道教太極拳家元で教わっていたすべては人の為に尽くしなさい基本の狭間で彷徨い、何とか自分の方向性を失わせないことで日々の太極拳修練や意識の糾明でコントロールし続けております。
そして、いつか社会の皆で立ち上げ、詐欺のような気功師を摘発出来る環境が揃っていれば、私もその時に皆様の勇気に駆り立てられ、皆様の最大限の助言を無料で提供することを、この「太極拳四方山話し」の場で誓いをいたします。