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旧 太極拳よもやま話 未分類

限界

2013年10月11日

 この世が人間ですべてを支配している限り、何事にも限界があることは、どの国やどのような信条を持っていても共通します。これは人間本来が不完全である以上決して免れることの出来ない事実です。
 そして、この世で生計を立てるには皆、限界に挑戦して人間的ノウハウを提供したり、サービスを提供したり、物づくりで商品を提供したり、安く仕入れては販売をします。勿論、このすべても限界が付き物です。
 「もう限界だ!・・・」とよく電車の中でこのような溜め口を聞かされていますが、その人もきっと翌日は更なる限界に挑戦しているに違いがありません。
 それに比べれば、太極拳の世界は恐らくこのような限界が目立たないかのしれないですね。特に所謂「伝統太極拳」何かは、それぞれの太極拳、それぞれの身体状況にあった太極拳を無理なく展開するのが常識的ですので、比較的にストレスという物が少なくなることになります。その為、わたくしが太極拳を教えていく際にある程度の冗談もしますし、それぞれの限界と言うものがあまり無関係な特殊分野である太極拳と分けて考え、太極拳自体を一つの人間的機能または精神面増強に役立てることを個人の研究テーマとしております。だが、勿論、誰も太極拳だけで生きているわけではありません。結果的に現代人は様々な限界と戦いながら何とか色々な趣味を持たれているはずです。太極拳は現在、競技伝統問わず、連盟個人問わず400万人とも言われておりますが、会社の上司さんは人によって朝礼の時で部下に色々な趣味を持ちなさいとも勧めている近代社会のことを考えると400万人はかなり少ないほうですね。少なくとも柔道や空手とはまだ比べることも出来ない程のシェアに過ぎないでしょう。
 家族からもしも、お子様に太極拳を教えてくれとのご依頼があった場合、どう対応するのかと聞かれました。正直に考えたことがなく答えに困ってしまいましたね。太極拳というのが、どちらかというと子供にとってはまず、面白い遊び感覚の運動ではありませんし、複雑な動きではお子様がなかなか真似出来ないのも事実です。結果、お子様が太極拳に学ぶにいらっしゃるとすると特別料金になりますね。そして、親御様が同行か否かによって料金も変わってしまいます。何故かと言うと小さいお子さんに関しては保育士的なケアーもすることになります。結構複雑ですね。そして、子供の骨格はまだ弱く骨折もしやすいし、子供に太極拳や武道を教えるには実に大変ですよ。幸い(語幣が生じなければいいですが)今日に至る迄まだ一度も小さいお子様が頼まれていないですが、教えるにしても少なくとも小学校に上がってからというのが恐らく私の限界になります。
 生きている限り、様々な限界に遭うことが当たり前です。限界に挑戦することが現代人の勲章とも言われていますが、御身を捨ててでも限界に挑戦するのが、私は賛成致しません。そして自分の行き方をも犠牲にするような挑戦は皆様もきっと抵抗があるに違いがありませんね。
 そして、自分の限界をどのレベル辺りで設定する必要もあると思います。限界は人を殺すし、人を生かすことも出来ますが、肝心なのがいかにして限界と付き合うことになると思います。
 太極拳修練も限界に挑戦するようなものですよ。上手くいけば老後の健康投資になりますし、限界を無視すると若くして御身を壊してしまうケースも沢山伺っておりますが・・・。

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