旧 太極拳よもやま話 未分類

老子道徳経④の説明続き

2013年4月4日

第三十九章

昔、「一」を得たものがいた。

「一」を得て、天は清らかに、

「一」を得て、地は穏やかになった。

「一」を得て、神は霊的になった。

「一」を得て、海は充満している。

「一」を得て、万物は生きかえった。

「一」を得て、統治者は天下の模範となった。

これらすべては、「一」によってこうなったのである。

清らかでなければ、天は裂かれるだろうし、

穏やかでなければ、地は揺れるだろう。

霊的でなければ、神は砕けてしまい、

充満してなければ、海は干上がってしまうだろう。

生きかえることがなければ、万物は消滅するだろうし、

天下の模範でなければ、統治者はつまずいてしまうだろう。

だから、価値なきものは価値あるものの基礎として役立ち、

劣っているものは優れているものの基礎として役立つ。

このように、統治者は自らを長所のない、

価値のない、孤立した者を呼ぶのである。

これは価値なきものが価値あるものの基礎として役立つことを証明しているのではないだろうか。

だから、最高の名誉はほめられないことである。

統治者は優美な翡翠のようの尊ばれることを望まない。

彼らは平たくて堅い岩石のようである。

 

第四十章

あともどりするのが「道」の動きかたである。

たわみやすいのが「道」のはたらきである。

天下のあらゆるものは有から生まれる。

有は無から生まれる。

 

CATEGORIES & TAGS

旧 太極拳よもやま話, 未分類,

Author:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

Links


上海鑑泉太極拳社サイト(中国語)


会員の方による鍼灸院です【完全予約制・紹介のみ】

今井秀実 師(呉式太極拳六代目弟子)による恵比寿・自由が丘・浜松の教室です。

 

表演選手を多数輩出している北海道の武術団体です。2016年より沈剛会長が定期的に指導に赴いています

推手を競技として行なう「競技推手」の研鑽を通じて伝統武術の振興を志向する、関連友好団体です

非常に熱心な会員の方による練習記録のブログです

会員の方による、筋膜リリースで姿勢を整える新宿・神楽坂の整体パーソナルサロンです

Ads

Verified by MonsterInsights