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旧 太極拳よもやま話 未分類

窮地

2013年11月7日

 人間や動物は窮地に追い込まれるとその底力が湧き出てくることはもう自然界の規律で、誰もがこれを否定することはないでしょう。わたくしはどちらかと言うと、人間を窮地へと追い込む人間の精神力にはいつも脱帽でございます。何かの動物を窮地へと追い込むことはただの体力勝負ですが、人間を追い込むこと自体は肉体的にも精神的にも追い込めば追い込むほど、追い込む側もきっとその反作用で追い込まれている人間とほぼ、同等レベルの圧力が回し返されてきます。実は、この世の中にIQや偏差値などの言葉があっても、人を窮地に追い込む能力だけは誰と誰で、社会地位や特殊能力の有無が関係なく、殆ど変わらないのであります。
 一般的に精神的に人を追い込むことは世界のどの国にも存在しています。しかも、先進国であろうが発展途上国であろうが、様々な目的と様々な思想の元で世界中では実に数千年の間、他人に対する精神的な追い込みは絶えませんでした。人間は実に自己中心的な動物で自分達の利益の為にはありとあらゆる手段を持し、更に一国の政治目的の追い込みであれば鎮圧や流血事件へと発展することもしばしございます。このような事件はもはや、精神的な追い込みだけではなく、身体的な虐待や命を蔑ろにすることも珍しくありません。このように人を追い込むことは国家レベルのこともあれば、会社レベルのこともあり、家庭内という極小さい範囲の中でも発生していますね。そして、何故か一人の人間がストレスを貯まると回りに人間を攻撃し、追い込みがはじめることもありますし、自分自身が追い込まれていてストレス発散の為に自分も他の人を窮地に追い込むこともありますね。実に悲しいでしょう。
 ここで武道のことを連想してしましますが、武道や功夫も人の体を窮地に追い込むものです。しかも、ありたっけの力で追い込むと相手に怪我をさせたり、時々、ボックシングや一種格闘技の世界では死人も出ます・・・。このように考えると武道はもはや非常に残虐なものであり、武徳を伴わないただ一生懸命に御身をきたえては強くなっては人を虐めるような分野であれば、文明社会かつ近代社会の今日の世界にはもはや必要がありませんね。人には武力でねじ伏せず、御身は武道で鍛えられて心身とも強くなるような武道ならば社会的にも必ず歓迎されることでありましょう。
 一方、日本の古武術や中国古典太極拳はかなり違う内容の武道であることはまだ、世界中の人々にはあまり知られていないのが事実です。昨今、私の研究会に数名の方々は日本の古武術とかなり共通しているものがある為呉式太極拳を勉強しに来ておりますね。
 古武術や古典太極拳は自分から人を攻めることは有り得ないですが、もやは養生術として人を活かすことを最優先に展開してまいりました。
でも、いざという時は和の古武術も古典太極拳もかなり強いですよ。でも、世の中の本物の強さはいつものように長い時間をかけてじっくりと修練していくことになります。この点では古武術も古典太極拳も同じです。

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