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旧 太極拳よもやま話 未分類

もうすぐ新年

2014年1月17日

 年越しをしたばっかりなのにまた新年ですか。と私の知的能力が疑われてしまう程の冗談のようですが、旧暦では今月の30日が「大晦日」になります。中国では「除夕」または「大年夜」などがあります。私も知らない地方ならまた独特な言い方が存在しても全然おかしくないですね。中国は現在の面積から見ると十カ国に分かれても全然問題がありません。同じ漢字を使ってほぼ同じ様式の中国語ですが、スペインとイタリア位の距離でスペイン語とイタリア語以上に発音のさが大きいです。文法は同じでも言っている言葉が全く違うと通じませんよね。では、標準語を話すようになりますが、大昔の上海人は例え地方の人間より標準語で声をかけられてもわざと上海語で答えてしまいます。まあ、答えたくないですね。大阪人も東京弁で道を尋ねると大阪弁で返事しますが、東京の人間が大阪の言葉は何とか理解出来る程度のものですが、中国では東京と大阪位に離れてしまえば標準語なしでは通じませんね。上海の隣にある浙江省ですがおそらく言葉では最も複雑ではないかと存じます。およそ15キロ位で言葉が変わります…。でも、何故か広い面積で生息しているすべての漢民族は皆、旧正月の新年を最も大切にしていますね。どんなことがあっても故郷へ帰って暫くは休みながら家族と一緒に過ごします。
 中国も親や長者が子供に「お年玉」を上げる習慣があります。現在のお年玉の相場は私の幼少期と比べれば、ゼロ二つが増えたようです。一つのゼロは国が増やしたものでもう一つのゼロは生活水準の上昇によるものですね。私の幼少期の一番大きいお札は10元でした。10元で夫婦と子供一人で贅沢しなければ二週間の生活費になります。勿論、お父さんのタバコ代も含めてですが、現在の10元では私が上海で朝食を食べる位の値打ちしかないですね。私は平成元年に来日してからは実に4年位も帰郷をしませんでしたが、暫くして上海へ帰るとお札が大分変わってしまいましたね。お店で勘違いして価値のないお札を店員さんに差し出すと馬鹿にされてしまったことがいまだに記憶に残っています…。かつて中国旅行を頻繁にされる日本人の方々はきっと、兌換券の事を忘れていないでしょうね。兌換券とパスポートがあれば高級ホテルに入場出来ます。でも、私が1993年に帰郷した時はもう兌換券が無くなっていました…。結構持っていますが…。
上海から二年でも離れていれば「浦島太郎」になってしまいます…。そして、旧正月に帰郷する勇気も中々ないですね。お年玉はいくらお差し上げれば良いでしょうかは上海人の確認しないときっと失礼なことがおきますが、真面目にお年玉を配っていたらあっという間にお金が無くなりますね。中国は私にとってもはや外国ですね。
 そして、太極修練者なんかは正月がないような者です。世間がお正月で二週間位休みますが、私達はどんなに楽しい正月と言っても一日一回の太極拳基本拳練習は致しております。私は祖母や親の代わりに親戚の皆の挨拶回りをしなければなりませんが、合間を縫って「八門五歩」の練習もしていましたね。今日正月一日の朝はいつものように師馬岳梁の家に挨拶しに行きましたが、まずは初太極拳ですね。そして、色々な人との推手は新年の挨拶になります…。考えてみると古代道教の方々は皆、出家した方でお正月なんか家へ帰ることもきっと許されていませんでしたね。お正月は普段より少々豊富なおかずが出るようでしたが、毎日の日課や太極と気功の修練は免れない課題でした。このようにして長生きを手にいれたようですね。勿論、生きている間に一定の健康も…。でも、はっきり申し上げると犠牲も大きいです。山奥に言って毎日のように祈りと太極拳の生活は私は無理ですが…。逆に考えてみるとこのような摂生した生活の中では「太極勁」がかなり習得すやすいかもしれないですね。
 間もなく巳年が終了し午年が来ますが、一年一年はあっという間に過ぎて行き、干支の一回りもつかの間の出来事のようですね。人々はいつも新年を祝うことで喜ぶのですが、私と言う変人はいつも矢のように過ぎ去っていく人生を惜しむことでいささか哀愁を感じています。年越しとは残る人生が少なくなったと言うことですね…。

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