私は外人であることは多くの皆様はもう、ご存知だと思います。実は日本にきた当時、理解せずにセーラームーンの漫画を読んだことがあります。日本語学校で先生が日本語の漫画でも読んだほうがいいと、勧められて電車の中で適当に漫画を拾って公けに読んでしまったのがセーラームーンでした。その時の周りの視線は凄かったですね!日本に来て2年も経ったところでやっとあの凄い視線がどういうことかと、ある友人より教わった次第でございます。
本日のタイトルですが、川崎市のご当地アイドルグループ「川崎純情小町」メンバーの浅井雅さんが電車内で痴漢の容疑者を取り押さえていたことを取り上げております。浅井雅さんはセーラームーンが大好きのようで隣に立っていた友達が痴漢にやられた時に正義の美少女を思い出したそうです。一旦、痴漢にやめるように注意したのですが、その痴漢は浅井雅さんの友達から離れて他の女性にかかったので正義の美少女に抑えられた次第でございます。
近代人では一般的にこのような場面に遭遇すると、自分や近くの関係ある人でしたら何かの行動を起こしますが、他人になると大概身を引きますね。なにしろ、昨今では相手が包丁持っていることは大いに考えられます。誰も刺されたらどうすると考えてしまうことは近代人において当たり前のことですね。
「貴方だったらどうする?」と、そちらの貴方様はきっとそうおっしゃっているに違いがないですね。私?私だったら秘かに近寄り、一瞬の速業で痴漢の関節を捉え、何も抵抗出来ないようにして抑えます。だって私も包丁は怖いですよ。師馬岳梁もハンマーによる無差別殴打殺人者に秘かに近づき、速業の一撃でした……。
浅井雅さんは武道家ではないですが、私達武道をやっている人間以上に勇気を持っていますね。そしてなにより、知らない他人がやられている時も助けの手を差し伸べました。
このような行動、近代人と武道家の模範ではありませんか。金儲けや自己満足的な武道何かはぼろくそのようなものですよ。武道家はせいぜい人の為に尽くしましょう。日本のかつての柔道家のように……。