旧 太極拳よもやま話 未分類

動き

2013年9月1日

 この頃は毎日のように長文で、くどくどして猛暑の日は実にこのような長い文章が相応しくないですね。たまには短いほうでいきましょう。
 昨今の様々な方との練習の中では「体の動きを教えてください」との要望が実に多いです。考えてみると確かに、伝統呉式太極拳の家元の慢架は実にはっきりした動きがなく、ゆっくりとした動きで相手が察知出来ないことが前提になります。呉鑑泉から直接流れてきた太極拳の教学に関しては一つひとつの動きも教えますし、そして、その動きをいかに目立たなくすることも教えなければなりません。これは私のとっても実に難しいことですね。
 師馬岳梁や師呉鑑泉は人と推手をする時に、一般的な話しでは、全然動いていないように動いていないのに、飛ばされたとのコメントが実に多いです。私は実に馬岳梁師と長い間推手をしていましたが、私的には動いていないではなく、師の動きはあまりにも目立たなくて察知出来ないものでした。これも実に太極拳論の基本に書かれている「人不動、我不動、人微動、我先動」との教えにぴったり合っていますね。
 但し、太極十三勢などの内勁は本を読むだけでは身に付けません。正しい太極拳の修練法で時間をかけるしかありません。

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