アジアの有名な伝統的な宗教の事になると一般的には保守的で有名ですが、近代医学と一致する理論はあまりないだと、私もずっと思っていました。だが、近頃はこのあまり無関係な三つの分野で結果的に一つの一致が達成しました。これは人間の食事に関する非常に大事なことです。勿論、仏教と道教はかなりの進化が求められないことが、その伝統文化性の高い性質によって決められていますね。太極拳なら少林拳のような動きに変えることは無理ですし、歌舞伎の日本語を全部英語には出来ないことと同じように、仏教と道教も一定のルールを固執しようとしますが、近代医学は違いますね。数百年の間に人類はX線による簡単な検査から今日のMRA迄、本当に日進月歩と言ってもいい位に改革を重ねてきましたね。近頃では癌が完治する可能性も出てきましたし、不治の病とされてきた糖尿病も特効薬が出そうですね。でも、この関係ない三つの分野で食生活に関しては最近、かなり近い見解をしていることがわかりました。
結果を申し上げると、まず私達人類は一日三食を食べることが常識的ですが、忙しい近代人は二食しか食べない人もいます。近頃私はかなりの資料を調べており、その中で仏教と道教、そして西洋医学と漢方医学的な見解では、人間は素食を中心とする食事が一番良いだそうです。そして、三つの分野が共に一日三食の中でも、朝食を一番良いものを摂取するようにお勧めしています。太極拳の元となる道教では正午を過ぎたら食べないように勧めています。そして、古代道教では何日も食べない「辟谷術」があり、修練すれば仙人になれると信じていました。仏教では朝食を「天食」と言い、昼食を「人食」と言い、夕飯を「鬼食」と言います。勿論、素食と正午過ぎたら食べないことは道教とあまり変わらないです。ところで西洋医と漢方医は、朝は良い食事を、昼は腹いっぱいの食事を、夜はなるべく少なく食べることをお勧めしています。勿論、夜は出来るならば食べないこともお勧めしていますね。仏教、道教と医学のこのようなお勧めは他ではなく、人間の腸の中の宿便を貯めないことを保証する為であります。
人間の腸ですが、8~10メーターの長さがあり、しかもかなりの皺でいっぱいです。平均的に35mmで一回曲がっており、人間は例え毎日のように排便をしても、何処かに宿便を残してしまいますね。これは時間と共に私達の腸の上に付着し固定してしまいます。そして、硬くなってしまい私達の体を蝕み始めます。このような硬くなった宿便は解剖学の証言では車のタイヤとあまり変わらない硬さで、ついには腸内で発酵したり腐敗したり、毒素や有毒気体も発生するようになります。放っておくとまずは腸内環境の悪化、胃腸の乱れから、内分泌の失調や新陳代謝の低下迄、様々な体内問題を起こしてしまいます。多くの医学者は腸内問題が万病の元だと言っています。また、医学的に証明されていることですが、人間の約50%の免疫力は腸に集中しています。しかし、もしも腸の50%の免疫力で毒素を解消できなければ、その毒素は当然のように体の他のところhげ回されますね。例えば、腎臓、皮膚、または呼吸であります。様々な成人病や皮膚の過敏、体臭や口臭のような症状が出てくると近代医学がこのような見解を示しています。しかも、お腹の贅肉も腸に毒素が溜まっていることが原因であることも近年の研究でわかりました。そして、体内に毒素がずっと溜まっていると腎臓や肝臓の負担をかけるだけではなく、他臓器に対しても大きな圧力をかけ続けることになります。Dr. Bernard Jensen(1908 – 2001)の
名言です:「死亡は腸からはじまる!」。本当に気をつけなければならないことですね。
正しい食生活は長生きの秘訣ではありますが、近代人ではなかなか守れない現状もわかります。お付き合いがあって夜中に色々と食べてしまいますね。職場によっては1夜の10時過ぎてからはじめて夕飯が食べられることも珍しくないでしょう・・・。太極拳を一生懸命頑張っていてもなかなかお腹の贅肉が減りません。(自分を含む)近代人は本当に大変ですね。
そして、本日のはなしですが、自分なりに一生懸命に調べていましたが、近代医学と言ってもきっと色々な違う見解もあるはずですね。一つの学説として受け止めて頂ければ幸いです。
仏教、道教、近代医学の見解
2014年2月8日