旧 太極拳よもやま話 未分類

複数流派太極拳同時修練有感

2013年8月5日

 何故は本日のテーマが仮名が入っていなくて中国語っぽく可笑しい文書になりましたね。まあ、お赦しください。「四方山」ですので・・・。出版は今のところないですね。(私は有名になったら・・・笑)なんかテーマ自体が少し理解しづらいでしょうか。陳式と武式、楊式と孫式、呉式と趙堡太極拳・・・数学は弱いですが一体、何パタンがあるでしょうか。でも、世界中に複数の太極拳を同時に修練している方は実に多いです。どのような心理状態でやっているのかは多くの説がありますが、わたくしの観点ではおそらく、沢山をやれば強くなるとのことではないかと思います。ここで一つかつての物語を思い出しました。
 当然、もう既に死んだ人間ですので、物語になります。
 若き馬岳梁師がはじめて呉鑑泉師に出会い、交流したのですが、めちゃくちゃ飛ばされました・・・。馬は即座に拝師の希望を申し込んだところ、呉鑑泉師は馬に「貴方が今日迄学んだすべての功夫を放棄するならば、私のすべてを授けましょう」馬はその瞬間、呉鑑泉のとんでもない強さを心より認め、即座で即答してすぐに吉日を選び弟子入りに至る次第でした。その後、馬は生涯、呉式太極拳以外のものを一度も練習したことがなかったと馬師の子供達が証言しています。
 私は長い間、馬岳梁師の行動と呉鑑泉師が馬にお願いしたことについて理解出来ませんでした。私も沢山やれば強くなると信じていたからです。一つの太極拳に集中するメリットはつい数年前からやっと悟ってきましたよ。勿論、このような話題おブログで書くと圧力もかなりあり、かなり悩んだ末、今日こそFACERBOOKいいねをゼロを目指してこの多くの方を敵に回してしまう恐れをしながら本日のブログを書いています。
 太極者、無極而生。動靜之機、陰陽之母也。これは誰でも知っている太極拳論です。陰陽のバランス、言わば陰と陽を完全に対等であることが太極拳を求めている理想です。が、40年近く修練して陰と陽のバランスはまだ、かなり悪いようですが、というか、このわたくしどころか師呉鑑泉でさえ死ぬ前に陰と陽のバランスがまだ取れていなかったと言い残したそうです。そもそも、人間の陰陽のバランスは一分一秒ごとに変化しており、完璧にプラスマイナスがゼロになることはあくまでも相対的なワンポイントであり、理想的陰陽のバランスを求めることよりも理想に近い状態を探り続けることが謙遜で古典哲学的にマッチすることが不完全な人間にとっての太極拳の修練法ではありませんでしょうか。
 ということですが、それぞれの太極拳流派ですが、どこも陰陽+-ゼロは有り得ないですし、それぞれの流派もきっと違う%の陰と陽であり、違う流派の太極拳を同時に修練すると陰と陽のバランスを更に難しくすることになります。例えば、極端な話しをすると、二つの流派の太極拳を修練して、どちらも陽側寄りで、その方は陽が極端に過剰することになります。このようなことで「太極偏差」になり、私が校正にかかっている方は数人いますね。
 百歩引いて、一つの太極拳を修練しても人によって陰と陽のバランスがそれぞれ微妙に違いますが、この沈剛野郎めが色々と文句を言っているのではなく、実に皆様が陰と陽のバランスが把握しやすいようにと色々を考えた結果です。皆さんの為です。

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