旧 太極拳よもやま話

本日の号外  太極十三勢

2013年9月4日

 号外を書く程に余裕はないですが、練習時間が足りないからですね。でも、ネットを色々見ていると、太極十三勢に対する誤解はあまりにも目立つ為、もう一度太極十三勢を説明したいと存じます。

太極十三勢:五行と八卦のことです。それぞれ、外部の修練と外部の修練になります。

五行の外部修練では、前進、後退、左顧、右眄、中定の練習になります。内部の修練では、粘、黏、連、隨、不丢頂の練習になります。

太極推手での八卦の外部の修練では、中国語で四正四隅と言い、四正推手とまったく無関係です。四正四隅は東西南北、東南西南、東北西北の自然界の八つの方向になります。内部の修練では、掤、捋、擠、按、採、挒、肘、靠の練習になります。

昨今の太極拳理論家に皆様は四正=掤、捋、擠、按。四隅=採、挒、肘、靠と言い切っていますが。実際、張三豊弟子の宋遠橋直系の解釈では四正のなかにも採、挒、肘、靠があり、四隅の中にも掤、捋、擠、按が含まれています。

ということで、四正推手を掤、捋、擠、按の「四つの動作」として扱うことは間違いですよ。

太極拳で外部の練習では「勢」と言います。内部の練習では「勁」と言います。四正推手の中には粘、黏、連、隨、不丢頂、掤、捋、擠、按、採、挒、肘、靠の十三種類の内勁を同時に修練しますし、推手の四正推手もこの十三種類の内勁を同時に用いって行われます。

四正推手は推手の入り口に過ぎません。簡単に掤、捋、擠、按として四つの動作で片付けないで頂きたいです。

中国文化革命以降の教え方はそろそろ、辞めましょう。

CATEGORIES & TAGS

旧 太極拳よもやま話,

Author:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

Links


上海鑑泉太極拳社サイト(中国語)


会員の方による鍼灸院です【完全予約制・紹介のみ】

今井秀実 師(呉式太極拳六代目弟子)による恵比寿・自由が丘・浜松の教室です。

 

表演選手を多数輩出している北海道の武術団体です。2016年より沈剛会長が定期的に指導に赴いています

非常に熱心な会員の方による練習記録のブログです

会員の方による、筋膜リリースで姿勢を整える新宿・神楽坂の整体パーソナルサロンです

Ads

Verified by MonsterInsights