文字通り、相手の手を押す一つの攻撃方法ですが、何故、一発殴らないの?と皆様はきっとこのようなご質問はあると思いますが、これは道教の凄さですね。ほどほどに相手の攻撃をかわしていれば満足しますよ!と優しい道士達のお顔が浮び上がるでしょう。あそこに・・・。道士達は朝早く起きて、三清像に香を捧げ、朝のお粥を食べて畑に行きます。労働の途中に数回、気功の練習をします。これは決まった時間がありますね。昼ご飯は精進料理です。卵と豆腐は許されていますが、その後は昼寝はなく、皆さんは太極拳の基本拳や推手の練習をします。途中、また数回の気功の練習があって、夕方5時ころになると皆で夕飯作りをします。夕飯後は祈りがあって皆は早く寝ます。起きている間は殆ど、基本拳や推手の練習に打ち込んでいますよ。その推手ですが、強い相手より身を守るのもそうですが、体全体の松(柔らかさ)と静(落ち着きさ)のl訓練であり、体の機能的と精神的状態を整えていきます。
推手の話
2012年11月27日