旧 太極拳よもやま話 未分類

太極は地味か派手か

2013年9月5日

 私はまだ、太極服を持っていないことは誰も信じないでしょうね。呉式太極拳を東京で立ち上げた時に撮影したも一般服で、商売人の友達よりは随分、釘を刺されました。だが、私はかつての貧しい時代の中国伝統太極拳でなれており、あまり派手な格好は避けてきました。
 そもそも、太極服はいつの時代に出来たものかは私はよく分からないですが、少なくとも1940年代にはまだ、太極拳修練者は一般服でした。勿論、太極拳になると大きい服が最優先になります。これは、太極拳の基本拳というものが殆ど反動をつけた動きは許されていなくて、小さい服だっとあくまでも均等な動きが大事な太極拳には相応しくないですね。現在の太極服の殆どはよく出来ており、チャイニーズ服としての価値もあります。昨今、中国国内で所謂「唐服」がかなり流行っており、その値段も地域によっては横浜中華街よりも高いでしょう。色々な映画で伝統服を着る俳優さんに女優さん、当然、モデルの効果は高く、一般人も着るようになっています。和洋折中もなかなか面白いですよ。中が薄い「唐服」で外は背広とか・・・。人と違う格好が好きな私でしたらいつかはこのような格好でもやってみたいと存じます。
 では、太極拳自体が派手でしょうか、地味でしょうかとなると、結果的に言うと見た目はかなり地味ですね。実際の中身はかなり派手に存じます。昨日も申し上げたように太極拳の内側に秘められているパワーである「内勁」だけでも十三種類があります。現在の色々な「優れた気功家」が気を得るには三ヶ月で十分とかが一般的ですが、それにしても十三種類は多いですよ。私は心が鈍く、霊性に満ちた体も持っていないのでこの十三種類の「内勁」はいまだにある程度しか身についていません。そして、古典哲学的思想の元で出来た太極拳の家元では、一生の修練が勧められ、世のすべての出来事に於いては切りがないことを主張しております。
 現在の太極拳ですが、伝統競技を問わず、かなり速いような気がします。身体能力が低い方やお年寄りの方々には体力的なことを考慮するとある程度速く練習することは無難かもしれないですし、表演会などで時間の関係で速度を上げることも非議出来ないですが、若者や「プロ」の方々、時間的に余裕がある場合はなるべくゆっくり修練しましょう。太極拳はもともと地味に動くものです。

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