旧 太極拳よもやま話 未分類

太極拳を楽しむ

2013年5月7日

 確かに太極拳は「内家拳」の代表的な拳法で上級者段階に入ると色々なことに気を遣うことになり、上達もなかなか遅くて正直にあまり面白いとは言えません。でも、中級レベル迄の太極拳修練でしたら結構色々な楽しいことがございますね。実際、中国では画家や書道家の方々の多くが太極拳好きで毎日のように練習する人もいます。
 皆様がご存知の楊式太極拳の本系本元のお弟子さんで王壯宏さんが書道家でもありました。長年楊式太極拳小架の修練者で朱淋さんも書道家でした。他に中国の故有名画家の応野平さんもよく太極拳を練習されます。書家や画家の皆様に伺ったところ、太極拳は書道や絵描きに非常に似ているとの回答でした。確かに書は一つひとつの角度や一つひとつ所定の位置迄のことでしたら太極拳と何の変わりもないし、絵を書く時の全体のバランスのことなら、太極拳修練時の体のバランスや太極拳全体に貫く高さのバランスなどによく似ています。そして、大きい作品を書く時は太極拳とかなり似たような動きであることも多くの芸術家の証言でわかっています。現に書道家の方が呉式太極拳快架を見て、草書に似ていると話したことがございます。ということは、太極拳は健康法であり、武道であり、芸術でもありますね。
 それはそうでしょう。太極という2文字は沢山の出来事、凡ゆる物事という意味ですので、芸術であっても全然おかしくないです。
 では、折角ですので、この森羅萬像的な太極拳の属性はどのような物でしょうか。
 少なくとも、太極拳は古典哲学でもあり、人付き合い時の人間学でもあるはずです。本物の太極思想を学んでいる人間は人付き合いもきっと上手で、人様の立場で人様のことを大切にすることが出来ます。
 皆様、共に太極拳を修練していきましょう。

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