旧 太極拳よもやま話 未分類

太極拳は弱者の拳法です。

2013年4月27日

 太極拳は古代中国道教の養生術から生まれた拳法です。道教の道士は当時の社会の様々人間が集まり、煩悩から離脱した生活を目指していました。体力的に優れている人もいたとは思いますが、弱者が殆どです。太極拳で最も有名な言葉、「四両抜千斤」と言います。「四両」とは2グラムのことです。「千斤」は500kgのことになります。本当に弱者の見方です。
 ということは、力持ちの方が「太極拳」を修練したければ、弱者になりきりなさいということになりますね。力持ちが力を使わない?力を隠しておく?少し非現実的な話しですが…。じゃ、嫌だ!と多くの若者が太極拳から離れてしまいそうですね!歩幅は若者から見れば広い方が格好いいです。蹴りも勢いを付けて高く蹴った方が格好いいです…。格好いい音楽伴奏なら気持ちがいいですね…。
 でも、弱者は色々なことは出来ません。年を取れば歩幅が狭くなり、体が弱い人間も狭い歩幅しか出来ないです。古典哲学的では無理に足を高く蹴り上げる必要がないと考え、これも弱者向けですね。道教養生術では自分の心臓鼓動音を聴くことを進めているので、音楽も必要がないですね。
 ならば嫌だ!とまた、誰かがきっとこう言いますね。我々若者は…、いやいや、元気な年寄りの我々は…。折角、頑張って覚えたからもうどこの太極拳も一緒だろう…。
 でも、本当の話し、太極拳は力がいらないし、華麗な動作も必要ないですし、音楽も何もひつようがない地味な弱者の拳法です。
 太極拳は弱者の拳法ですよ。
 いいえいいえ、俺は強い人間だから、太極拳は無理だね…。
 まあ、そう言わずに、すべて弱者になれとは言っていないですよ。せめて弱者のような易しい心を持ちましょう…。

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