旧 太極拳よもやま話 未分類

太極拳はどんなもの?

2013年4月16日

 昨今、中国や香港、マレシヤやシンガポールなどで太極拳に関するドラマや映画が大変流行っています。当然のように演出という訳ですので、立派な衣装が不可欠ですね。私はあまり修飾をしない怠け者ですので、太極拳専用のお洋服はいまだに持っていません。それに怠け者でありながらひねくれものでもありますので、かなりのどうしょうもない性格ですね。でも、この性格は人様にはいいかもしれないですね。太極拳をやりたい方々に対しては服装は一切合切自由です。この不景気でお高い太極拳専用服を購入させるのは申し訳ないですね。でも、自分は誰もまだ着用したことのない太極拳服を探し求めています。(;´Д`)酷い人間ですね…。
 但し、太極拳というものはこれ程地味な拳法はありません。太極拳は胸より高いところまで蹴り上げることも要求しなければ、激しい動作で動いたり力で相手を飛ばしたりすることも必要ありません。太極拳の難しいところと言えば、体の違う部分が違う動きを同時に始まり、同時に終了させること位ですね。(他の中華武道も同じですが)そして、年齢によって歩幅を若干寛くしたり、狭くしたり、手足の動きの幅も身体能力に合わせて修正すればよいのです。太極拳の外側の動きは補助的な作用であって、上級者は体の中側が色々な動きが生じてきます。結果から申し上げますとまずは両脇の柔軟さ、次に肩の柔軟さ、最後に背中全体の柔軟さです。これ程の柔軟な体が出来上がったら背骨の一節一節が自由に間隔調節が可能になり、体のどの部分を押されてもまるで綿を押しているようになります。このような体になるともうすべての動きになんの無駄もなくなりますし、体中に分散している色々なエネルギは結果的に骨の真ん中へと集めていきます。(まるで神の世界ですね)この最終的なレベルは師馬岳梁でさえ出来なかったと人生の最期の何年間で口にしておりました…。でも、練習すれば不可能はありませんよ。どの武道も同じです。最高レベルへは近道はありません。毎日こつこつ練習するのみですね。勿論、正しいものを練習することも大事です。
 では、健康の為の太極拳はどうなのでしょうか?と、そちらの貴女はきっとそう呟きます…。同じです。練習時間は短くても構いませんが、毎日練習することですよ。
 健康、武道的実力を得るには時間の犠牲が不可欠です。コーヒーを飲む時間、お酒を付き合う時間、素敵な彼女(彼氏)と一緒にいるロマンチックな時間…。このような犠牲によって得られるのは健康で介護のいらない老後、秋葉原無差別殺人事件に遭遇した時に身を守る方法に繋がります…。
 では、太極拳を練習しましょう。

CATEGORIES & TAGS

旧 太極拳よもやま話, 未分類,

Author:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

Links


上海鑑泉太極拳社サイト(中国語)


会員の方による鍼灸院です【完全予約制・紹介のみ】

今井秀実 師(呉式太極拳六代目弟子)による恵比寿・自由が丘・浜松の教室です。

 

表演選手を多数輩出している北海道の武術団体です。2016年より沈剛会長が定期的に指導に赴いています

非常に熱心な会員の方による練習記録のブログです

会員の方による、筋膜リリースで姿勢を整える新宿・神楽坂の整体パーソナルサロンです

Ads

Verified by MonsterInsights