旧 太極拳よもやま話 未分類

四方山

2013年6月18日

 太極拳はかつて中国大地では定年退職したお年寄りの拳法でした。若い方々は激しい拳法を学ぶのは当たり前です。当然、世の何事も見栄えが非常に大事であることは私も同感です。中華長拳の空中連続技は確かに美しいですね。しかも、長い間の厳しい訓練は不可欠です。そして中華長拳はあまり年をとってくると修練がしづらくなろことは一般常識です。
 私は体操を見るのも好きです。身体能力があれば実にやってみたいですね。内村航平さんの「リジョンソン」最高に感動しましたね。ただ、一つ大変残念なのは例え内村さんでも、中国の李寧さんも選手生命が限られており、一定の年齢になったら引退は容儀なくします。
 人間の体の美、機能的な美は基本的には青春時代の特権であり、それを維持することはそれなりのリスクも背負ってしまいます。色々なスポーツ選手は満身創痍で、怪我で第一線を退く方もかなりいます。中国では第一線を退いた選手は太極拳を自分の余暇としてやる方はかなり多いですが、日本の実態はあまり明確ではないです。
 でも、一つ言えるのは太極拳ってどのスポーツや武道と比べても見栄えは決していいわけではありません。
 そして当たり前のように人類は当然のように太極拳を見栄えよくしようと努力します。まずは太極拳基本拳はもともと、かなりの遅い速度で行うのが常識ですが、あまり動きが感じないものが何をやっているのかはよく分からないので速度を上げる改革を行いました。次に太極拳基本拳はゆっくりやると通常は40分から1時間はかかりますが、これでは観客はうとうとするということを恐れて、伝統太極拳を短縮する改革も行ってきました。このような改革は近代人向きで私も理解をします。近代人の集中力が低下して来ているので、伝統太極拳もクラシック音楽と同じく長いとのことでマイナスを喰らうのは仕方がありません。
 考えてみると欧州人の多くは長いクラシックが大好きで、地味なゆっくり動く伝統太極拳を練習している人も確かに多いです。
 伝統太極拳と競技太極拳がクラシック音楽とPOPのような関係でしょうか。近代人的嗜好だと何事も手をつけてしまい、何でもやってみたくなることは非難しません。伝統太極拳的考えは健康で丈夫な身体状態を長く続けえることです。ある程度趣味の時間を犠牲してでも老後の健康に前もって投資してみませんか?伝統太極拳は嵌ると以外に楽しいですよ。騙されると思って…。

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