本日の午後3時30分頃、上海呉式太極拳鑑泉社にて日本人呉式太極拳6代目弟子の江口 博さんの拝師の儀式が執り行われました。直系弟子や一般弟子で30名位参列していました。これは呉式太極拳史上に稀に見ない大勢の参列者でございます。
中国太極拳大師で呉式太極拳鑑泉社副会長の馬江麟、常務理事の周展芳なども出席致しました。
江口 博さんの師ですが、何故か、この端のわたくしが勤めるようになりました。
江口さんは長い間呉式太極拳の入門を希望され、わたくしに従いたいとの希望は5月程にお願いされておりますが、このわたくしが弟子を取る資格があるか否かを呉式太極拳鑑泉社副会長の馬江麟師と常務理事の周展芳師に確認し、これを呉式太極拳理事会で投票による決議になり、奇しくも満場一致で江口さんの入門を許可してくれました。当時、館泉社副会長の馬江麟大師にも江口さんを弟子として受け入れることの可能性を伺ったのですが、呉式太極拳はわたくしが江口さんに教えていた為、私のお願いは通らず、師の勉強をしなさいと厳しい教訓迄頂いた次第でありました。
あれからの日々は約五ヶ月ですが、わたくしは人間の師になることはどういうことかを深く考えさせられました。そして、日々精進し太極拳修練に励み、今日に至る迄自分なりの師弟関係を模索し、自分なりの学習を最大限にして参りました。だが、太極勁に於いても人間性においても、そして何より日本語という言葉に於いてもいずれ完全ではない私の今後の課題はかなり多いながら、本日より師になり、これを一つの転換点としてこれからの太極拳人生のすべてが考えなければならないでありましょう。取り合えず師弟関係の大体の方向をこのように考えております。
これからは江口 博さんと兄弟のような、家族のような師弟関係を築いていきたいと存じます。
皆様、これからもご指導とご鞭撻の程、宜しくお願い致します。
呉式太極拳日本人6代目弟子の誕生
2013年10月21日