千夜一夜物語は多くの方が子供の時に読まれたと思いますが、大人が呼んでいる場合も結構あるようです。大臣の娘シャハラザードは千夜に渡り王に延々とストーリを語り続けてることはいかに大変であるのかは、私が四方山話を書いてからわかりました。シャハラザードが描いていたのが私の見方では色々な人間模様ですね。その娘はきっと人間学者か様々な人間と接しているからではないと中々できないものですが、太極拳四方山話は哲学的で一言と言っても太極拳は同じことの繰り返しが多く、その内容自体もシャハラザードの楽しい物語とは比べることが出来ない程、無味乾燥も度を越えていますね。何とか漫才のような話しやギャグを言いながら、何回も止めようと思ったことがございます。最近は一回位誰かにお願い出来ないかと思ったところに、横浜天宝堂の担当者が浮上したのですが、彼はきっと私よりも上手に書けると信じており、忙しい彼に今後、何とかぶら下がってでも一回お願いしたいです。
ところで、四方山を書いていると毎日のように自分自身の意識の糾明の時間が必要になります。四方山では基本的には自分のいろいろな太極拳体験談や太極拳巨匠の体験談、太極拳の基礎や簡単で文書でもお伝え出来る太極拳技法、時折、自分の喜怒哀楽も入ってしまうことが多いですが、数人の大先生の逆鱗に触れることもあって、推手の交流へと発展したことも数回ございます。でも、大人として互いに常識ある推手を交わした為、現在はそのお陰で交流した皆様とは仲良くお付き合いをさせて頂いております。
今日迄「太極拳四方山話」を書いてきて、最も難しいことは本音を吐いた方がいいのか、または誰でも上手く読めるようにするのかとのことです。八方美人的な文書は書きやすく、読んでくれる方も増えると思いますし、商売的にもプラス的になることは間違いありません。本音を吐くと時折、敵を作ることにも繋がることがあり、危険がないとも言えない位にあまり好ましくない行動です。但し、嘘だけはいけないと自分なりに感じており、少なくとも太極拳という自分の専門分野において心理を貫かせていこうと思っております。幸い、日本は法治国家で言論の自由もあり、総理大臣お指で指して罵っても罪に問われることがないので、せめての安心感がありますね。
しかし、社会的観点から見ると言論の自由は学歴詐称やオーバーした宣伝、そして嘘の知識も色々な発信源よりぶっち撒かれ、それぞれの分野に於いてその真偽さえ判別出来ないことも多々あります。「四方山
話」は言論自由社会の中で生きていく事は実に難しく感じております。皆様の支えと愛読があって今日迄書き続けてきましたが、今後、体力と能力が続く限り書こうと考えております。これは多くの皆様の助けと励ましが必要になります。どうぞ、お助けください。なにしろ、これはツイター位の文字数ではない為中々容易ではありません。
そして、「四方山話」の読者投稿はいつでもお待ちしております。
ところで、本日迄は何回目なのか数えてみて、今後はタイトルに回数も入れようと思いましたが、去年10月30日から書き始めのところから開いてみたらあまりにも多くの回数で驚き、断念した次代でございます。性格丸出しですね。(笑)
千夜一夜の思い
2013年9月12日