旧 太極拳よもやま話 未分類

人間の一生の体の変化、一日の体の変化。

2013年6月10日

 ご周知の通り、人間は年を取れば取る程体が硬くなっていきます。体操やバレーは子供の時から練習するのが当たり前ですね。これは体が柔らかい時に人間の美しさを表現するものであって一般的にはスポーツと言います。子供の時からやってなるべく大人になっても体の硬化を遅らせ選手生命を維持することで皆が苦労をしています。満身創痍ながらの競技人生を送っている方もかなりおおいです。希で70代の方がバレーを現役役者として舞台に上がる方がいても、体操やフィギアスケートなどはまずありえません。これは人間の体の柔らかさがどのように訓練し維持しようとしても老化は必ず来るという鉄則ですし、人間は自然(神とも言われている)には勝てないという現在の科学の限界とも言われています。(遺伝子を研究されている科学者が将来的には人間の寿命が500才可能だそうですが)
 太極拳を見てみると、何とか硬くなって来た骨や筋肉、関節などを少しでも柔らかくしていく先人達の努力が本当に凄まじいものが伝わって来ますね。
 でも、どんなに太極拳の達人であっても体は硬くなっていきます。自然界の何物に於いても使えば使う程老化します。正しい太極拳や内家拳の修練によって身体的硬化を最大限に防ぐことが出来ても阻止することは有り得ません。
 そして、一日の中でも体の柔らかさが違います。朝起きた途端は骨や筋肉、関節などがかなり柔らかいはずですが、寝る前になると、朝と比べられない程硬くなります。この一日中の体の変化を知れば対処することもかんたんですね。寝る前に十分間だけ太極拳でもしましょう。その時は広い歩幅や低い型を辞めましょう。理由はかんだんです。その時のお体は一番硬いからです。

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