旧 太極拳よもやま話

頓珍漢な話し

2013年10月25日

太極拳や気功が本格的に近代中国でブームを起こしたのがおそらく1980年代の改革開放期ではないかと思われます。その時、私は上海のアマチュアー気功協会の再三のお願い入会をさせられていたわけですが、その協会では当時、有名人を沢山入れることによって気功というものを広げたいそうでした。わたくしは勿論のように師馬岳梁、呉英華に伺ってから決断をしなければなりませんが、両師は気功協会のことを見て来いとのことでわたくしの入会を許可しました。それは鑑泉太極拳社の入社よりもおよそ二年も早かったのです。
 その協会は当時、紹介人一人と会費(かなり安い)の二つの条件で誰でも入会出来ましたが、両師の身分ではこのような民間協会にはなかなか入り辛いでしたね。わたくしは入会して数回ほど皆との交流をしましたが、かなりの凄いレベルにびっくりしましたね。一人の青年が気で一秒間に地球を七回半を走らせたと言い、もうひとりのおじさんが一千キロ離れている患者さんに「気」を送りましたね。(遠隔?)もう一人の中年男性ですが、アメリカへお仕事の出張で異国の地に足が着いた瞬間に倒れ、その後は自然と「気功」が体についているようでした。もう一人の太った中年男性は私に声をかけてくれましたが、話しによると私の「気」が見えるとか・・・。私の「気」の色が少し黄色っぽい白だとか・・・。
私は彼にどのように気功を修練するのかと伺うと彼はこう言っていました。彼はどうも菩薩の再来のようです。なので何も修練する必要がなく気はもう彼の体から溢れ出ているとか・・・。あの方がお寺に行くといつも位の高い僧侶が走って向かいに来るようです。勿論、彼は「菩薩」だから最高の御持て成しが用意されるとか・・・。
 わたくしはこのような話しを師馬岳梁に話したのですが、横にいた呉英華は飲んでいるお茶を吐き出してしまいました・・・。馬はいつもどのようなことがあっても中々動じない人でしたが、その時のみはかなりの怒りをあらわにしました。馬師がこのように話しはじめたのです:気とは人間の体の中のエネルギーのことです。人に手を触れずに当てることで相手の体が熱く感じたりするのが一種の電磁波ではないかと思います。道教で修練した「真気」とはエネルギーを濃縮した特別なエネルギーです。このような「真気」を少しでも体外へ漏らすとその人間は大病か死んでしまいます。気功はそんな簡単なものではないですよ・・・。

だが、毎月一回の鑑泉太極拳社の活動会が公園で行われる際にも師馬岳梁の気がおかしいとか・・・、馬の複数の臓器が壊れているとか、色々な「気功師」が会場の周りで議論するようになりました。馬師は彼らにもしも推手が出来るのならば交流しましょうかと声をかけたところ、彼らは馬師の推手は体に非常に悪いからという理由で拒否しました。馬師もなすべがなく、ずっと彼らの議論を耐えながら表演していました。同門に警察が多く、警ら隊をも数回出動させておりましたね。

気功が本格的に日本に伝わってきたにがいつのことだろうかはよくわかりませんが、気功術のスタイルから見ると当時の中国とあまり変わらないような気がしますね。そして、私は現在、太極拳を教えている傍らに、気功偏差者の数人の校正をし続けております。

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