視線と呼吸、丹田と意念・・・" /> 視線と呼吸、丹田と意念・・・ | 呉式太極拳研究会

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視線と呼吸、丹田と意念・・・

2013年11月28日

 本日は当研究会で学んでいる方のご質問にお答えさせて頂きます。
 視線の話し:この話題にする時は自分はいつもドキドキします。今年の夏に国不明の方より自分のyou tube動画に対し「視線が彷徨いていて、このような散漫な気持ちで太極推手をしたらダメではないか」とのご指摘がありましたね。考えてみると確かに自分は一人の方と推手をしていて、他に方が撮影してくださいましたね。その時に少し離れている方の推手を見ながら推手していた気が致します。でも、ごのご指摘は正解ですよ。他人と推手をする時は一般的に相手様の喉当たりを見ることになります。これは人間の喉当たりを見ると相手様の微少な動きでも察知出来、自らの条件反射修練を助ける大事なことです。推手時は是非守るようにしましょう。そして、太極拳修練時は基本的に視線が前方ですが、いくつの動作で横を見たり下を見たりすることもあります。そして、太極拳は一種の気功術であり、修練していくうちに少々眠くなることもありますが、初心者の方は恐れずに目をしっかりと開けて練習してください。そして、特に言及しておきたいことがあります。一部の太極拳教室が太極修練時に自分の手を透けて見えることや内臓が見えるなどのことを教えていますが、これは実に大変危険な話しであり、特に初心者が所謂「気功偏差」を起こしてしまうことがあります。ご注意くださるようお願いします。
 呼吸の話し:初心者の太極拳修練時は基本的に自然呼吸でお願いしております。実に簡単過ぎる答えですね。上級者の呼吸?上級者になればご自分が自然にわかりますよっと、これも実に簡単な答えですね。何故このようにサバサバと答えてしまうのでしょうかと、聞かれますと上級者の呼吸は初心者が不可能からです。結果だけを申し上げますと太極上級者の呼吸は非常に遅く、普段の生活の時も脈拍がかなりゆっくりしていますね。(一分間に30数回)上級の息は一般的に「亀息」という表現で表していますが、太極上級者になることは実に数十年もかかりますし、太極基本理論である「陰陽顛倒解」や「八門五歩」などのを守っていなければ上級者への道が途絶えてしまうことも珍しくないです。
 丹田の話し:丹田という場所ですが、人間のお臍の下に二寸のところに、体の中にある一つの小さな空間のようですが、解剖学的ではどうもこの空間が見つかっていないそうです。中国人武道家の者が「丹田気」を非常に重んじていますが、実際の丹田気の修練はじつに難しいことであり、僅かな気の塊を実感出来る人はじつにひと握りに過ぎません。そもそも、丹田という言葉ですが、丹とは道教かつての所謂「練丹術」で体の中に小さな「気」の塊のことを指します。「田」は現在の言葉に治すと場所またはフィールドになります。「丹田」とは気の塊を置く場所という意味になりますね。そして、太極拳の中にも「意守丹田」という表現がありますが、実際に師馬岳梁、呉英華、孫剣雲、楊振鐸などの話しでは、太極修練時肩を上げず、肘を下げ、虚領頂勁を守っていれば、人間の重心は自然にお臍の下当たりになりますね。丹田は難しいことがないです。一般的に自然体で太極修練していれば自然に「意守丹田」になります。但し、丹田気の修練は「太極勁」の修練と似たような難度でかなりの時間が必要になります。
 意念の話し:太極修練時の意念はどうすればよいのかは実に様々な説がありますが、道教的な解釈はこうであります。太極修練時はいつも雑念と戦うことになります。雑念が来ても太極修練が失敗とは限りませんし、雑念が少ない方で太極修練が必ず成功する保証もないです。初心者の意念は実に簡単ですが、何も考えずに普通にやっていればよいですよ。上級者になると意念で気や勁をコントロール出来るというよりも、自然にコントロールされることが多いです。では、人間がコントロールしていなくて、誰が代わりにコントロールしてくれたのでしょうかと、聞かれると私も言葉が失いますね。さて、誰でしょう。

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