私の太極拳経験(老年期)" /> 私の太極拳経験(老年期) | 呉式太極拳研究会

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私の太極拳経験(老年期)

2013年4月25日

 皆様はきっと驚かれていると思いますが、青年期からいきなり老年期ですか。実はそうです。人間は大体25歳位から体が衰えはじめ、弱くなって行きます。人間は更に様々な不摂生によってご自分の体に傷つけ続けていきますが、そこで何とか生き延びる方法を探求し続ける人間の苦労は大きいです。中国古代から「養生術」が盛んでいましたが、人間は不老不死の理想は今日まで実現していません。太極も死を遅延したり、健康体を長く維持したりすることに過ぎません。
 26歳で東京へ上陸してはや四半世紀を過ぎてしまったのですが、最初の2年間は毎日のように複数のアルバイトと日本語学校を両立し睡眠不足の日々が続いていたことで、気がついたら太極拳の練習がいつのまにか怠っていました。勿論、「日本武術太極拳協会」に交流の申し込みもしたが音沙汰のままでした。自分の健康状態をなんとか維持しなければならない為、基本拳や気功をしながら会社の仕事をこなしていました。バザーで剣道の竹刀一本を手に入れ、太極剣、太極刀、太極槍を四畳半で復習して参りました。竹刀が一本しかない為、呉式太極双剣が大分忘れ、今のところは一生懸命思い出しながら復習しています。
 日本に来て18年も過ぎたところで、数人の太極拳師範や先生のお願いを受け、太極拳や推手の交流をし始めたのです。太極拳流派の違いで基本拳はそれぞれが練習し推手の交流がしばし続けられてきました。陳式や楊式、最近は呉式太極拳の先生よりもお見えになりました。ご謙遜な皆様はいつの間にか呉式太極拳を学びたくなり、この完全ではない太極拳修練者のまわりに集まるようになりました。私は多くの皆様のおかげで太極拳や推手も進歩して参った次第です。そして、いつの間にか皆様が剣や刀、槍などへの情熱が私を駆り立て、今の呉式太極拳研究会を来日24年にして立ち上げた訳です。
 長い間、太極拳を修練することで悟ったのは、まさしく師呉鑑泉が申し上げた通りです。
 

 虚であります。この虚は虚しく何も無いとは違って、露骨に現さないと説く。謂わば、収斂すれば霊に満ち、霊気は神気の元、神気は体を組み立て、全身を軽く導きます。
 静であります。太極拳は三要素共に静かであることを求めているが、(身、心、意)太極拳練習は常に遅い動作で、呼吸が整えられるし、丹田(臍の下にある人間のツボ)にも集めやすい事。(身が静か)前身の統一、目から手、腰から足上下一致、乱れない事(心が激しくなり、体が疲労困憊に陥る。太極拳は三要素共に静かであることを求めています。(身が静か)力を使わず意を使い、動作はすべて意の本で行う事。(意が静か)
 自然体であります:太極拳のすべての動作は自然体である。太極拳の基本は十六字との説があるが、(虚領頂劲、含胸拔背、松腰垂臀,?縄肩墜肘)これは全身において大袈裟な動作をしないということであり、人間本来のままの動きを指します。
 柔らかであります:太極拳の練習時、最も避けたいのは力を入れることなのだ!必ず全身リラックスし気で満たすよう意識にする。時が経てば自然と内気功が出来てくる。このような内気功は非常に柔らかく、例え、万が一強い敵に遭う時も相手のパワーに附いていく能力があり、柔らかい力の中に弾力を発することも出来る。太極拳理論ではこの様に説明している。「極度に柔らかくなれば、極度に堅くなる」、真の太極拳はおそらく、一生涯をかけてゆっくり探求していくものであろう。これも道教哲学の真髄かもしれません。
 皆様、共に頑張りましょう。

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