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封建中国下の太極拳

2013年4月22日

 現在の人民中国での政治的見解では、中国と言う国は清朝という時代迄が封建社会的統治下にあったそうです。封建社会の正しい定義づけは難しく、政治と無縁のわたくしもはっきり分からないですが、インターネットが盛んでいる現代社会では様々な情報が簡単に手に入ります。政界的に渡り社会主義の国が嫌われていることは今日から始まったわけではありません。東西ドイツの統一、ロシアの崩壊…。様々な出来事で既に証明されています。昨今、世界の政治学者で社会制度の研究が進み、社会主義が非現実的で資本主義が一番人間には相応しいとの見解が盛んであります。勿論、政治学的には色々な説があり、日本国が限りなく社会主義に近いとも言われています。
 隣の中国は現在も社会主義であることを強調しています。でも、激しい貧富に差や社会治安に乱れ、拝金主義の台頭でもはや資本主義の初期状態にあることが一般的に見られています。ということになると文化革命期の中国は完璧に封建社会的な国であることは明白です。民主国家であれば数々の迫害や文化遺産の破壊、共産高官の腐敗は有り得ないです。
 共産党の本で体育は重んじられ、今日では世界でアメリカと五輪で金メダルを競り合う位に強くなりました。どの国も同じですが、自分の国の国技を五輪正式種目へ押し込みたいです。中国では当然の様に「武術」というものが一番有力となっています。これは経験的に近隣諸国の日本と韓国が柔道やテッコンドーが五輪種目になっていることから来ています。ただ、中華武道は流派が多く、ある程度まとめていなければ五輪に採用されることは有り得ないです。勿論、世界的に周知され、多くの人々に練習されているものでなければ正式種目への道はありません。
 ということになると、一番五輪に近い中華武道種目は太極拳や詠春拳(ブルース李によって広げられた南拳に一種類)、少林拳などが考えられます。太極拳は事実、1980年代後期から中国より多くの人間が世界各国に移民され、この頃は世界のどの国でも練習されています。五輪種目として認められることになるとある程度規定化にするのも理解せざろうをえないです。と同時に文化遺産である伝統太極拳の保護も大切であることは多くの皆様もきっと賛同して下さることでありましょう。
 文化遺産としての伝統太極拳は、文化革命や近代中国の動乱で困惑に陥っていることは勿論のように、共産党の責任が大きいです。でも、中国人の封建社会的な考えも文化遺産の保護にマイナス的な働きが著しい。弟子入りしなければ一部分のものしかお教え出来ないことも多いです。呉式太極拳も弟子入りの時に創始者呉鑑泉の遺影の前で誓いを立てる程、入門していない方に何処まで教えるなどを師の前で確認します。でも、考えてみると弟子入りということはただの儀式に過ぎないし、師匠が弟子の存在で生活が出来るとも限りません。このような仕切ったりで伝統太極拳の多くの技を失わせてしまうことは誠に残念です。
 そして、若い方々は太極拳のような伝統文化のことが面白くないと感じている場合が多く、国レベルでの保護もなかなか進まないことは現状です。
 ところで、呉式太極拳で公に伝授出来るものをもう一度確認したいですが、伝統慢架108式、伝統快架88式、定歩推手「四正形、上盘―缠头式 (长手、上盘―裹头式(长手)、中盘―中平肘 (短手)、中盘―立肘(短手)、下盘―十字手(短手、下盘―搂膝式(长手)、短手―里粘肘 、外粘肘 、短手―倒提壶、长手―小缠腕、长手―大缠腕、长手―穿手靠、长手―通天手)」、活歩推手、乾坤太極剣89式、七星太極剣54式、太極13槍、太極拳24槍、太極刀99式がございます。ご希望の青年の方でも速くて10年はかかります。皆様、是否、頑張ってください!!!

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