旧 太極拳よもやま話 未分類

太極思想によって友となり給いし

2013年8月17日

 同じ興味で集まった友のことお世間では同行者と言っています。更に一つの思想の元で集まった友人は時折、兄弟同然だったり、親子同然だったりしますが、太極拳は基本的に道教思想から来た物であり、民間の太極拳本系の中での兄弟以上、親子以上のような素晴らしい関係は私以外の本系の者も随分と語り続けております。なにしろ、孔子の言葉はこうですが、「四海之内皆兄弟也」基本的に太極拳は他の武道家のようにきつい感覚はない為、多くの文学者や詩人、画家も好んで太極拳を練習します。中には本系弟子もおりました。例えば、楊式太極拳四代目弟子の楮桂亭師の弟子で王壮弘という物がおりまして、彼は立派な書道家でもありました。
 一般の方でも太極無為無争の思想の元でどんなことがあっても他人を引き立て、自分を殺しても他人の立場で物事を考えることはまさにバブル期の日本社会に近いですね。昨今の日本社会は不況で色々な方が自由時間が多くなり、会社の人間関係や上下関係を研究し、もっと働き易い社会を作ってきました。素晴らしいことですが、元々の道教思想が若干崩れはじめていることは心配ですね。最近の新入社員はどうも、平気で先輩に逆らうようになったようですね。この外人が言うのもどうでしょうが、戦後の日本の教育はあまり変わった様子がないし、先輩よりも特別に優れた能力がなければ、少なくとも先輩の経験を大切にしましょう。と、勝手ながら新入社員の皆様に申し上げたですね。
 逆に先輩の皆様も再び、かつての道教思想が盛んでしたバブル期のことを思い出せていただければ、この日本社会はもっともっと、互いに思いやりがあって、互いの立場を大事に補うことが出来る理想郷に近い社会になっていきます。
 道教思想は先輩と後輩、社長と社員の距離を縮める宝物です。誰もがもう一度道教思想を復習すれば、ストレスが少ない社会作りも不可能ではありません。太極推手のような人間関係処理はいかがですか?わたくしのところで勉強しているプロの方も一般の方も色々な推手手法を勉強しておりますが、推手と太極拳によって皆様が性格も少し変わったと申し上げていますね。
 この日本国が陰陽を大事にする本系太極拳と推手で道教思想が広げ、もっと住みやすい国になるよう願っております。皆様の力になりたいです。
 ところで、話しが変わりますが、最近、日本の会社に帰国子女の方々が入社し、かなり周りの同僚と合わないような話しをよく伺います。英語が達者で、日本語も出来るが日本社会の常識が今一とか・・・。まあ、日本も国際的な国になって来ましたね。

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