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今迄と正反対?

2014年1月3日

当呉式太極拳研究会に入会されたい方に対しては必ず今日迄の武道歴を伺います。そして、太極拳のなん式とかなに式とかをおっしゃると、私は必ず今日迄やってきた太極拳の正反対のことをここでやらなければならないかも知れないことを告げています。今日迄は一人の方はその場で帰えられましたね。私はそれで良かったのです。そして、私は駅迄お見送りして、往復の交通費を差し上げました。これは、私が中国上海で呉英華太極拳教室の時からの経験です。道教から直接来た呉式太極拳は他の流派と正反対の教えが実に多いですよっと、ではなくて、他の流派の数十年前は私達と正反対になっていませんでした・・・、これは他の太極拳の家元の方も賛同していますね。でも、私はどなたの教室も批判したくないので、よもやまの場ではただ自分の理論を主張することだけに専念致します。
 具体的に言うとまずはずっと言い続けてきた推手のことです。かつて呉式太極拳の馬岳梁先生が私に推手を長い間に渡り教えてくれましたが、他流派の数人の先生とも親密な関係を持っており、かつての推手と今日の推手が全然違うものであることが1980年代から生じて来ました。中国で10年間の文化革命が終結し太極拳は一躍して時の風雲児となりました。公園で若者が命懸けで押し合っていてこれは太極拳の推手ですと、はじめて教わった時の心境は結構複雑でしたね。
当時の上海では市政府の体育科の元で「推手隊」が誕生しましたし、聞くと全国大会に出るとかで当時の楊式、呉式、武式家元の弟子の数人も参加していましたね。でも、何故か体重別ではなかったですね。当然のように体の大きい人間は有利でしょうね…。その推手自体は日本の大相撲に非常に似ていましたが、今日もこのような推手を行われているかどうかは私もよくわかりませんが、今日の世界がyou tubeで繋がっているため、皆様の推手は瞬時に確認出来、殆どのところは前進型で皆様がかなりよい身体能力で押し合っていますね。推手と関係ない危険な技も数多く見られますが、怪我や人間関係に問題を生じないのかと私は余計な心配をしております。でも、人のことばっかり言っていますが、当呉式太極拳の一部分の4代目弟子から今日の6代目7代目迄、幅広い層で前進型かつ力闘型の推手を繰り広げられています。本当に悲しい現実ですね。太極推手は後退しながら相手のパワーを受けながら、そして「偉い師匠」は皆、学生に押されて辛うじて交わしていくことが大事です。そして、師になる者は自分で体の問題を作って学生に押して頂くことで、始めて学生の方がいかにして僅かな力で相手の重心を移動出来ると言う「太極勁」の体験が出来るようになります。当呉式太極拳では毎日のようにこのような推手を練習しております。
 そして、太極拳に対する根本的な態度ですが、私達は正反対の場合が多いですね。当研究会は足を高く蹴り上がることも要求しないし、綺麗な太極拳を求めることもしません。そして、両手と背中はかなり伸ばしています。地元で制定太極拳をやっている方々からはかなり硬い太極拳ですねと、言われたこともありますが私は「これは太極拳ではなく、私が作った体操です」と答えていました。これはあくまでも太極修練時に学生の方々に雑念を与えない為の為に行った行動ですね。そして、多くの太極拳教室では当然のように皆様に同じ動きを求めますが、ここではそれぞれの身体能力に応じて太極拳を教えており、年と状況によって違う動きも認めています。硬い太極拳については学習している皆様には歓迎されており、複数の方がこの「硬い」太極拳で腰や関節の疾患を治療して、一定の収穫を得ました。なぜ硬い太極拳?と聞かれることもありません。
説明しておくと、人間は太極拳を修練し始めの時は硬いのが当たり前です。柔ない動きを真似して何十年立っても同じ硬さが実は体に残ったままですね。両手や背中を伸ばして上げなければ真の軟らかさは有り得ないですね。ついでに言うと人間の両足は太極理論では伸ばせません。曲げたままがきほんですね。これは人間の膝がかなり弱い構造で出来ている一言でしか申し上げられませんね。
 大変ですね。正反対な一年になりそうです。

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