旧 太極拳よもやま話 未分類

久し振りに師馬岳梁の話し

2012年12月3日

 師と一緒に過ごした日々は本当に楽しかったのです。師と推手時は夏も冬も私hさ大汗をかきます。(もともと汗かきですが)師馬岳梁の動きは全然感じていないのに、無形のパワーが来ます。と言っても多くの方は理解出来ないし、お前嘘つきとおっしゃるのも無理はありません。だって、師は他界しました。試したことのある人間は現在、世界中に沢山いますが、外国人も結構います。日本人も数人いるでしょうね。

 師はいつも満面の笑みで色々な人と推手をします。いつもこのように言っていました「僕の手にかかっていたら誰も同じですよ」というのは私も含めて、初心者から上級者迄、師と推手するとまるで同レベルのように皆は酔っ払いみたいになります。師の両手はまるで自分達に手に粘りついているようでしたが、軽くて全然力を感じません。但し、我々はその無形のパワーの元で我が身をコントロールことは出来ませんでした。師は何故これほど強いのかとよく師に伺っていましたが、いつも基本拳の重要性を聴かされていましたね。我々が師の家へ訪ねますと師はいつも2階で練習していたようです。初心者方が来ると、師は時々我々に教えるように指示し、ご自分は2階へ戻って基本拳に没頭していました。師馬岳梁は師呉英華と違って、太極拳練習時の動きはかなり小さく、殆ど動いていないようでした。型もさほど低くないし、足もかなり低く蹴ります。師はあまり真面目に練習していないではないかと思った時期もありましたね。今になってやっと分かったのですが、師は不真面目ではなく、太極拳の収斂を試みしていたに違いありません。見えない動きで基本拳を練習するということは、推手時も見えない動きで既に我々より先回りして我々の力をコントロールしていましたね。

 ある日本人の太極拳先生は生涯をかけて、我が師に近付こうと名言されましたが、私はこの先生に頭を下げたいですね。自分は何れ程猛練習しても師馬岳梁に追いつくことは無理でしょう!でも、頑張ってみます。
 呉式太極拳研究会師範 沈 剛  http://www.geocities.jp/goshikitaikyokuken/

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