あまり知られていない太極勁" /> あまり知られていない太極勁 | 呉式太極拳研究会

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あまり知られていない太極勁

2014年2月2日

私はブログで太極勁について長時間に渡り語り続けてきました。勿論、左近のネット社会ではどのような情報も乱立している中で正確な情報を得るには中々難しいですが、少なくとも自分が数十年かけて習得している太極勁については今後も語っていきたいし、なるべく多くの方に修練術を伝えていきたいと存じます。四方山の場で語ってきたい太極勁は主に十三勢と自分も最近になってやっと身に付いた「鼓盪勁」が圧倒的に多いですが、実際に太極勁は十三勢を一番基本としていて、十三勢がある程度習得した時点で高いレベルの太極勁も自然と身に付くことが可能になります。本日の推手練習でお腹が押されたので、久し振りにほんの僅かの「折?巌勁」を使ってみました。日本ではあまり使われていない「勁」ではないかと思いますが、練習後に説明を求められていて、本日の四方山で取り上げてみたいです。
 中国語での「折?巌勁」は簡単に言ってしまうと右側へ押しているのに、左側へ力がいったり、上半身が押されていて、そのパワーを押した手に返すのではなく、相手の足元の高さへ返したりして、勿論、返したパワーは相手が押して来たパワーが殆どですが、しかも、場合によって若干のパワーを柔らかく足したりもしますが、こうすると推手の中ではもうかなり飛ばされてしまいますね。自分の場合は例え「折?巌勁」や「鼓盪勁」を使ったにしても、ほんの一瞬で、学生さんの怪我が一番心配していて、今日に至るまでは一度も転倒事件がありませんでした。押し出したにしても一歩位ですね。特に本日が使っていた「折?巌勁」なんかははっきりいって、相手がまったく予想もしない方角へ相手が押してきたパワーを返すことになるですので、少しでも油断すると転倒は免れないでしょう。「折?巌勁」は一般的に人間の体幹部分が攻撃された時に、体幹が極端に柔らかい為、相手の押してきたパワーを一瞬にして回収出来ます。一瞬に回収した瞬間に体幹が素早く僅かに角度を変えて回収したパワーをすべて放出することです。返すパワーが押してきた角度とかなり違う為、相手は何も守っていた角度から突然と責められるようになり、体ごとに飛ばされるケースがかなり多いです。1980年代での中国で「折?巌勁」の最も上手い使い手は恐らく師馬岳梁と武式太極拳の?皖少如先生でございます。「折?巌勁」は胸と言う人間のわりと硬い部分で施すよりも、お腹や脇が攻撃された時に使いやすいです。でも、例えば、師馬岳梁という人間は胸の筋肉もかなり柔らかい為、「折?巌勁」を施す場合は大体10メーター先迄飛ばされてしまいますね。自分だっとまだ師レベルの体の軟らかさがなく、「折?巌勁」を使ったにしてもせいぜい相手様を2、3歩位退かせる位ですね。私の体験だっと体の一部分が柔らかければ、小さな角度の変化で相手のパアーを返すことが出来ますが、角度が小さいとまた少しぶつかっている感覚になります。体の全体が柔らかければ、実に大きな角度をつけて相手様に返すことになると、相手様はもうなす素手がありませんね。謂わば、有り得ないところに急に攻撃されてしまうと言う感じです。「折?巌勁」の合格ラインは上半身の攻撃を下半身へ返すことになると思いますが、?皖少如先生の「折?巌勁」は特に左右の変化が面白くて、中々対応出来ないものでしたね。
 ?皖少如先生はこのように言っていました:「在有上即有下、有下即有上、有前即有后、有后即有前、有左即有右、有右即有左」。私の解釈はこうです。相手を上に持っていきたいのならば自分はきっと逆にしたへ沈むことになります。左へ押すと自分はきっと右へ小さな移動をします。前へ行こうとする時は必ず僅かに後退します。その僅かな反対方向への動きはつまり、「太極法説」の中で言われている「四病」で頂、?患、丢、抗のことですね。この僅かな問題を瞬時に捉えて利用したのが「折?巌勁」です。
 「折?巌勁」は「鼓盪勁」と比べればかなり習得し易いです。「折?巌勁」が長期間の太極拳や推手練習で人間の体が極度に柔らかくなり、すべての動きでの感覚が相手様に相対的に敏感であれば「折?巌勁」が成り立ちます。私が現在の学生や弟子に対して成立しても、師馬岳梁の手にかかっていたら通じない可能性が大ですね。どのような太極勁も相対的であり、基本的に「四病」や目立たない方が推手で優勢になります。

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