本日は日本ではじめて、あるグループに太極拳を実演してお勧めしてみました。私はかつて、師呉英華の代役として、60歳から70歳クラスの方々を教えたこともあり、当然のように、なるべく、太極拳実演の時には歩幅を思い切り狭くして、腰を回る角度も少なくしていました。目的はこれはいかに優しい運動だとのことでした。だが、中国も日本も、いつの年代も皆様の反応はほぼ、同じですね!
本日は、呉式太極拳精簡太極拳の30式を皆様に見せたのですが、皆様はやはり、難し過ぎるとおっしゃいました。覚える自信がないそうです。でも、私も事項主張をし、少しずつやればすぐ覚えるものですよと、しきりに皆様にアピールしてみました。最後、私も皆様の不安そうなお顔を見ると少々、心痛さえ覚えた為、チラシを残してお別れすることにしました。
確かに、現在のところ日本人の太極拳人口が200万と言われています。中国はもともと、五つの大きい流派があり、それに競技太極拳では24式36式48式・・・。そして、同じ流派でも形が全然違います。可愛いお嬢様が太極拳専用服をめされ、足を高く蹴り上げ、美しい低い方は確かに綺麗です。お年寄りの皆様はこれを見ると敬遠しそうになり、一種の恐怖にさえ感じてしまいます。全世界の太極拳先生はもっとご年配の方々に心配りをして頂きたく存じます。
勿論、私も含めて、もっと太極拳というものを分かり易く説明出来れば幸いです。