おそらく、太極拳を修練している人は皆、タイトルの言葉をご存知です。日本は本当に年寄りが増えましたね。世界一長寿者も日本人だし、特別養護老人ホームは現在、百人待ちの状態が続いています。勿論、寝たきりの方に太極拳は無理ですが、何とか立っている方ならば太極拳効果が現れるのでしょうか?私の答えは、基本的に可能です。勿論、「難度」がかなり高い「規定太極拳」では無理かもしれないですね!立っていることがやっとという人間ですからね。
人間は進化論によると四足動物から長い間の進化で後ろ足が発達し、骨盤の角度が変化した結果だと言われています。確かに、人間と猴の構造的違いから見ると骨盤の違いが一番大きいのようです。先日の講演会で人間の横から見ると骨盤は必ず傾斜していることを説明致しましたが、でも、長い間にわたって正しい太極拳を修練している人はこのような傾斜が殆どなくなります。これは、太極拳の最高級段階であり、誰でも憧れてもいいはずですが、出来る人がほんのひと握りです。ちなみに、わたくしも現在、出来ておりませんが、なんとかこれを人生の目標にしています。
骨盤の修練の仕方は難しいようで簡単です。ようは、骨盤に無駄な力をかけないことになります。人間の骨盤は多くのことを司っていることはエステの方も大切にしていますね。骨盤が本来より開いていると人間は太りやすい体質になりますとか…。勿論、立てなくなる原因が骨盤だけではないが、骨盤のよりよい位置へと修正していくことは人間の内部構造の修正であり、立つという本能を長く保つことにもつながります。これが太極拳の最終目的です。
想推用意终何在・益寿延年不老春
ですが、ご自分の体を知ることが大事です。
基本的な話しですが、なんとか立っている方であれば、太極拳をやってみましょう。但し、骨盤をより良い方向へ修正する方法が出来る者の指導の元でやりましょう。
想推用意終何在 ・ 益寿延年不老春
2013年3月22日