流派によって体の部分の動きや、動くか動かないか、そして、動き方もいろいろありますし、同じ流派でも人によって言い方が違ったりするのは中華武道ですが、(日本の武道事情はよくわからない)特に太極拳のような流派の多い拳法なら、言い方が様々です。学ぶ人は困るし、初心者はもうなす素手もありませんね。
でも、何故か一つ、腰の動きが太極拳のどの流派も否定していませんね。皮肉にこれがいかに大事なのかは言うまでもないでしょう。呉式太極拳では、腰を動かして骨盤を連動させることと、骨盤を固定して腰のみを回す動き、または武器を操る時に体のすべてを止めて腰で向きを動かしてしまう動きなどがございます。腰の動きが非常に大事です。露骨に申し上げると呉式太極拳は手を含め上半身は殆ど動かず、殆どは腰で動いていますね。これが出来るようになると推手なんか格段上達になります。
結果的に推手の時は強い相手に体の色々な部分を動かされることがかなり多いですが、ということで体が動かないことは基本拳で行うしかありません。頑張りましょう。
太極拳の腰の動き
2013年3月23日