旧 太極拳よもやま話 未分類

師匠があまり教えてくれない?!

2013年3月28日

 数年前、ある青年が上海んにいる呉式の同門に太極拳を学んでいましたが、私に随分と不満をこぼしました。先生はなかなか、教えてくれません!と、沈先生は私にいろいろ、教えてくれますか?と、私におねだりしていました。私は当時、たった3人程の太極拳師範の面倒しか見ていなかった為、OKをしました。が、一時間いくらと聴かれました。私は彼に一月に何時間位太極拳やりたいかと尋ねると、2時間位と軽々とその口から流れ出ていましたね。その瞬間、何故上海の同門があまり教えたくないことがわかりました。日本人と中国人の考えの違いでこのような物語のなったのですね。
 でも、中国人もうちの師匠は教えてくれない発言が多いですよ。多くの若者は必殺技を狙っています。人気があるのは、少林拳、呉式太極拳、酔拳などです。少林拳と呉式太極拳に関しては恐らく技が多く、必殺技も学べるということでしょう。酔拳は面白いからでしょうね。お酒を飲みながらということでしたら楽しそうですね・・・。さすが功夫は中国の国技ですので休日になると弟子や学生は皆、師匠がいる公園へと集まります。必殺技が教える迄は何年も何年も粘ります。
 日本人の皆様は何かの必殺技とかの為に武道の道に入る人は殆どいないですが、複数の功夫や武道を同時に修練することが多いです。今まで、太極拳を教えていて、明らかに他の流派の型で呉式太極拳を一生懸命修練なさっているかたはかなり多いですし、中には少林と太極を同時にやっている方もいました。これだっと教える側は少なくとも二つの点で迷ってしまいます。一、人によって自尊心が傷つき(私はまったくありません)二、どの先生も同じですが一般の生徒さんより教えにくいことです。(一般の生徒さんと比べれば時間がかかります)問題二の結果では、教えていくスピードが遅くなることは多いと思いますね。勿論、無責任な先生は適当に教えてしまいますが・・・。
 中国人の「師匠」も問題があります。生活がかかっている為、わざっとゆっくり教えることもあるが、他の拳法と混ざっていることで中々進まないケースもあります。ケースバエケースですね。
 もう一つのケースがあります。基本が全然出来ていないのに、必殺技が教えられるのでしょうか。これは、柔道も空手も、剣道も皆同じです。
 私はどんどん教える傾向にありますが、時々、学んでいる方から、急はここまででもいいですか?きちんと消化したいから・・・。
 私はどなたに対しても多く吸収して欲しいと願っています。多く把握したら多く練習しますので、暫くは私も復習程度でよいですが、自分と同じ推手を教えても明日になったら教えた人が自分より強くなることは有り得ませんし、吸収出来るところまで教えますよ。
 私の生活?心配してくださり有難うございます。なんとかなると思いますよ。武道を愛し、武道を教えていくには少し献身的でないといけませんね。

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