日本は大変伝統を守る国です。歌舞伎の中では今だにいくつの流派も残っており、同じ流派と言ってもそれぞれの個性を尊重しそれぞれも特技があって、舞台では一つの物語では必ず色々な違う役者が出て来ます。最近、近代語で構成するスーパー能が誕生されたそうですが、これで伝統能学が無くなることではないはずです。能や歌舞伎は国も大変重視され、多くの方の支えが無ければ今日まで続けてこられなかったのでしょう。勿論、心配事もないわけではないと思います。例えば、今日のAKB世代が大きくなった頃、日本の伝統文化がどのような位置づけになるのかは誰もわかりませんが、私の余計な心配ならいいですが……。
大相撲もそれぞれの相撲部屋があり、それぞれの親方の独特な訓練法もきっと存在しているはずです。大学でアマチュアの相撲もありませが、日本相撲協会の所属であるかどうかはわかりません。また、それぞれの相撲部屋は人材を確保する為に大きな心を持って諸外国の方々も弟子入りを許しています。日本体育大学などの体育系学校は相撲を規定化にする傾向がないし、国も相撲を改革しようとの動きは見せていません。確かに相撲や柔道、空手などを運営して行くには経済力が必要ですし、協会や連盟という方式が望ましいです。例え連盟や協会であっても伝統を守ることを大切してきたのがこの日本国です。
日本国の国家もそうですね。世界を見ても日本程いにしえよりの国歌をそのまま継承されてきている国はないです。作曲家の先生に伺ったところ、日本国国歌がいかに古い時代で作られたものかがわかりました。
日本民間で伝統芸や伝統細工はかなり危機が迫っているようですが、それでも民間の職人さんが頑張ってなんとか代々受け継がれていくようにと奮闘しています。加山雄三さんの「ゆう散歩」を見れば、下町にはまだ多くの職人さんが手作業して伝統を守りながら頑張っていることはお分かりです。
隣の中国は改革好きな国民性で伝統のすべてに於いてまとまりがないことは事実ですが、共産主義者による多くの伝統破壊は実に痛ましいことです。
(本日の「四方山話し」はFB同時アップとさせて頂きます)