旧 太極拳よもやま話 未分類

太極拳ではなければいけないでしょうか

2013年8月29日

 少し昔の四方山も世界でどの武道が強いのかとの話題に触れましたが、結果的には貴方様が今やっていうものが強いと申し上げたはずです。でも、昨今のネット動画などを見渡す限り、武道や功夫は実にレベルダウして来ましたね。中国に関してはおそらく、先進国になりつつありますので商売や仕事で忙しくなった為、武道なんか功夫なんかゆっくり練習していたらお金が入って来ないでしょうね。取り合えず生活が大事です。この点がもう既に先進国になっている日本も似たような傾向があります。
 かつての中国では社会主義であって、会社の勤務はかなり緩く、医者に賄賂さえすれば、嘘の長期療養も不可能ではありません。それで、毎日公園で一生懸命練習し、名人の指導でも頂ければ強くなることは可能だと思われます。当時は一般の方が武道に親しむことが多かったに対し、現在のところはもはや、会社経営者などが太極拳などに興味を示し始めています。
 わたくしが公園で太極拳を教えていた関係で、公園の修練者の実力もよくわかっていました。30年前の上海の公園では功夫修練者でほぼ、いっぱいでしたが、今日ではもはや株や社会問題を議論しているグループが殆どです。
 当時の中国では纪晋山という武道大師がいて、他の人でしたら絶対に不可能とされている10数種類の違う功夫を生涯かけて身に付いたらしいです。どれを見てもかなり綺麗でしたね。先生に言わせれば練習時間がすべてものを言っているようでした。太極拳はやっていないですが、もしもやっていたらきっと太極拳の達人になったはずです。
 昨今の中国暇人達がネットで「金庸武侠小説第一人者」を投票したようですが、何故か結果は太極拳宗師張三豊師が最強として選ばれました・・・。でも、これは暇人が勝手に選んだものですね。
 武道の強弱はないです。強さはやる人間で決めます。
 どの武道も強いです。

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