新 太極拳よもやま話

わけがわからなくて・・・

2014年4月3日

 知らぬ間にわたくしも50を過ぎており、場合によっては後輩に一杯奢る立場にある人間になりましたが、自分自身の成長があまり出来ていないことを私は多くの方と同じく悔やんでおります。本来なら自分の成長と他人様の成長を関連させてしまうことは、自分に甘い行動の現れであると人間学の学者の著書で知りました。でも、何故か人間は他人と同じ欠点を共有しているを思うだけで、どこからかはわからないが一瞬の安堵感が湧いてきます。

 近頃、後輩のものから「回りの人間の言動がわけがわからなくて、困っている・・・」との相談が多く寄せられています。正直に言って自分は今でも似たことを感じています。20代の頃の自分は心理学者を憧れていたのですが、後に本物の心理学者との付き合いの中で人様の心を読むことがかなり疲労困憊であることを知り、今日ではもやは人様の心を読んだりはしないようにしております。

 人間と人間の違いが本日のテーマである「わけがわからなくて・・・」を生んでいるような気がします。そして、人間が人様を知ろうと人の心を読んだことはいいですが、自分との違いを自分自身で受け止めることになるとどうしても心の奥底からの反発を受けます。私達は本能的に人様との浅い付き合いで自己と言う単位を守ってきたと同時に、好奇心が常に人様の心を読むようと誘惑をかけてきます。義理と本能の矛盾でしょうね。

 言語の難しさも言及しておきたいです。フランス人同士や日本人同士で互いに言葉が通じない話しは何度も伺ったことがあり、他の言語でも似た傾向が多々あります。まして、母国語ではない国で生活している人々にとっては更なる不便を感じることは免れないでしょう。

 遠出して、一人の時間を持つことをお勧めします。
 下の写真をクリックしてご覧ください。わたくしの遠出の時の駄作でございます。

_DSC0517a

CATEGORIES & TAGS

新 太極拳よもやま話,

Author:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

Links


上海鑑泉太極拳社サイト(中国語)


会員の方による鍼灸院です【完全予約制・紹介のみ】

今井秀実 師(呉式太極拳六代目弟子)による恵比寿・自由が丘・浜松の教室です。

 

表演選手を多数輩出している北海道の武術団体です。2016年より沈剛会長が定期的に指導に赴いています

推手を競技として行なう「競技推手」の研鑽を通じて伝統武術の振興を志向する、関連友好団体です

非常に熱心な会員の方による練習記録のブログです

会員の方による、筋膜リリースで姿勢を整える新宿・神楽坂の整体パーソナルサロンです

Ads

Verified by MonsterInsights