道教理論が大嫌いな友人がおります。一緒に食事をするといつも、私がやっていることがおかしいと言っておりますね。友人は柔道家で上海や北京で色々な道教本系や太極拳本系の人と交流したそうです。柔道家ですので一発殴ったりはしませんが、逆に太極拳の人間を押し出したら殴ってきたらしいですね。これは自分も中国にいた頃に似た事件を数回経験しており特にびっくりはしませんが、親友がどうしても道教思想を拒否することで些か寂しい思いをしている私は自分の力不足で少々悔やんでおります。
勿論、多くの方に売り込む為には、誰でもネット上で道教本物や太極拳本物と訴えることは仕方がないことですが、少なくとも本物であれば推手の交流で負けても穏やかに自分の負けを認めて、ルール違反せずに相手を殴ることをしないことが武術家や武道家、太極家の基本中の基本です。このようなことが起きている限り、道教が嫌いになってしまう方に私は説得出来なくなりますね。
柔道家の親友は私という人間は付き合えると言ってくださっています。これは多分、一度も親友を投げたことがないことと、一度も拳を出していないことのおかげですね。
ネット上の風評被害は結果として一人ひとりのネット宣伝者に戻されて来ています。勿論、真面目に道教太極拳を継承している者の被害が大きいですよ。人々はどこのネットを信じればよいのかがわからなくなった時点でネットサービスが潰れる可能性もあり、ネット上の嘘や無根拠な過剰宣伝は社会全体にとってもよいところがないですね。
道教や太極拳、そして気功に対する信頼を是非、一人ひとりのネット宣伝者の手で取り戻したいものですね。