大人5人、男5人がテーブルを囲んで、和気藹々で何かをお話ししていますね。私はこの5人とも面識はありますが、5人と同時に合うことはありませんでした。同門の馬海龍にこの写真について聴いたところ、あの時はそれぞれの奥さんや子供の話しから入り、最後はそれぞれの親達(太極拳本系本元の巨匠達)の笑い話しをしていたそうです。
その後は推手の交流もしたそうですが、その時は誰もビデオ撮影はしなかったそうです。(もし、ビデオがあれば面白いですね)更にその晩は写真の5人で夕食も一緒でしたね。このような違う流派との間で兄弟のような人間関係が自然に出来るのは、孔子の「四海之内皆兄弟也」は太極門で表せた結果であり、老子の「無為無争」思想はもはやこの人達の心に染み込んでいることはこの私が彼らの一人ひとりとの交流で切に感じています。
5人とも静かで、大変落ち着きのある人間です。太極拳はサッカーと正反対と言っても過言ではありません。でも、この私ですが、サッカーも大好きですよ。この頃はサッカー好きな私にもしかしてこれで太極拳の進歩が遅いのではないかと、問いかけるようになりましたが、自分自身でサッカーの興奮で太極拳に悪い影響がないと勝手に決めています。(大笑い)
サッカーと太極拳、私もよくこのような話題にしてしまったのですね。これで「四方山」を愛読して下さっている皆様は少しはこの欠点だらけの私の人間像が描けましたね。
太極拳は個人的静けさの修練であり、人生の中で痛め付けた肉体を哲学的に修復していく養生術です。
サッカーは団体スポーツで、国民的情熱もその国のサッカーレベルを大きく影響します。
昨日の渋谷交差点の出来事で私は日本サッカーの世界トップ10入りを実感しました。本当にめでたいことです。ブラジル人やスペイン人のような情熱があれば、きっと日本もサッカー王国になれますね。
サッカーのほうは太極拳より楽しいです。でも、私は太極拳しかありません。生まれ変わったらサッカー選手になりたいですね。
落ち着いた太極的雰囲気ですね。
2013年6月5日