旧 太極拳よもやま話 未分類

老子道徳経⑦の説明続き

2013年4月8日

第七十九章

深い怨みを和解させても、必ずいくつかの怨みがあとに残る。

このように、和解は最善の方法とはいえない。

賢者は借人の契約書は握っているけれど、借人に支払いを求めない。

だから、

「徳」のある者は契約書を握るだけであり、

「徳」のない者は税金のとりたてをする。

自然の道にえこひいきはない。

それはつねに善人の側につく。

 

第八十章

小さくて人口の少ない国がある。

数多くの道具があったとしても、誰れもそれを使わない。

人々は生命を大事にし、誰れも遠くに移住することを望まない。

船や車は役に立つが、誰れもそれらに乗らない。

すばらしい武器を所有していても、誰れもそれを使わない。

人々にもう一度、縄を結んで約束のしるしとしたような時代に戻らせ、

すばらしいごちそうで楽しませ、立派な服装を着させる。

自分の住居でおちつかせ、習慣を楽しませる。

隣の国はすぐ見えるところにあり、鶏の鳴き声や犬の吠えるのがきこえるけれど、人々は互いに往き来することもなく、その人生を送るのである。

 

第八十一章

言葉が真理をあらわしていると、その言葉は美しくなく、

言葉が美しいと、その言葉は真理をあらわしていない。

本当に立派な人は言葉で議論をせず、言葉で議論する人は立派ではない。

本当の知者は博識でなく、博識の人は本当に知っていない。

賢者は蓄めることをしない。

他人のために出し尽くすと、得るものは多くなり、

他人のために分けてやると、得るものはさらに多くなる。

天の「道」は善いことをなすが害を加えない。

賢者の「道」は行いをするが名声を求めない。

 

 

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