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太極拳の動き方

2012年11月21日

 太極拳の動き方は流派によって様々であうが、創始者張三豊師が王宗岳師へ、王宗岳師が蒋発師へ、蒋発師から陳式太極拳と趙ホウ太極拳で分かれたのです。現在も動き方が大分、他の中華武術の動作が入ってきています。

 では、かつての太極拳はどうだったのでしょうか?これは残念なことで、太極拳を動画として残せるようになったのはつい最近のことです。ならば古典道教太極拳と接点があるところから探るか、張三豊師や王宗岳師の太極拳論を繰り返す熟読した上でじっくりと基本太極拳に磨きをかけるしかありません。最近は私のよもやま話で太極拳の基本を申し上げてきました。この基本と言うものはまた少しずつ違ってくるはずですね。何故かというと、太極拳は完璧の時は有り得ないです。(世のすべてがそうかもしれないですね)私自分も毎日のように太極拳に対する認識が変わります。そばで私の太極拳を見ている人は誰も私が間違っているところが分かっていなくても自分でははっきりと間違いが分かりますね!

 本題に戻ります。太極拳って動きがかなり小さいですよ。骨盤は殆ど動きませんが、一番動いているのは腰ですね。武道としての太極拳は特にそうです。だって、弱いものが強いものに勝ち、遅いものが速いものに勝たなければ太極拳とは言えないですもの。ふっと思い出すと私も最初、太極拳をやり出した頃、三年間に太極拳の基本拳を3万回とかなり頑張りましたが、まだまだ足りないですね。武道として太極拳をやりたいですから、もっと頑張らないと結果がでないです。動きがまだ目立つし、動きはまだ速過ぎですね。簡単に申し上げますと、ボクシングと同じです。見えない動き(速過ぎて見えないと遅すぎて見えない・・・)と予備動作がない動きは常に人に勝つ保障です。何故かというと相手が自分の動きが分からないからですよ。

 そして、ひとことでは絶対に説明出来ないですが、太極拳のもう一つの秘訣は:自分が他人のこと(他人の重心はどこ?他人はどのように攻撃してくること・・・)を知ることです。これは本当に難しいことですね。基本拳を常に練習するのみです。
 今回も楊式太極拳の楊澄甫大師の写真を参考させて頂きます。楊式ですので足の爪先は斜めですが、骨盤は曲がっているようで曲がっていないです。美しいですね。

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