何事も社会的環境が西武されていれば、ことは上手くいきます。競技太極拳は一つのよい例ですね。1972日中友好条約で中国政府は日本国に協議太極拳を輸出しました。現在は競技太極拳の全国大会もあり、行政を挙って競技太極拳を進めているところもあります。結果的に申し上げますとスポンサーがいるからこのように全国的に展開出来ますね。
という訳で、伝統太極拳も同じです。伝統太極拳をやっていて少ない人数で生計を立てている人は少ないと思います。きちんとしたスポンサーがいれば伝統太極拳も競技太極拳と同じく、広範囲で展開出来るようになります。
この日本国ですが、きちんとした伝統文化であって、社会のスポンサーに認められるのでしたら、企業や個人の事業家に支えて頂くことは不可能ではありません。企業家の方々も決してケチではございません。
では、何故伝統太極拳がこの国であまり盛んではないのでしょうか。
原因は様々ですが、およそこのようなことは考えられます。
一、伝統太極拳は実に雑草のようなものになって来ましたが、というよりも、例えば中国で半年位の太極拳教室に通われた方が日本に来て伝統太極拳の大きい看板を掲げるにしろ、その太極拳自体を拝見させて頂きますとかなり襤褸が出ていますね。正直に申し上げますと、まだ24式太極拳の方が綺麗です。同じく伝統と名乗っている人間として恥ずかしいですね。隣国政府のお墨付きもあって当然、私なら制定拳を選びます。
一、伝統太極拳で同じ流派だと名乗っているのに、太極拳自体がまるきり違いますね。伝統太極拳のイメージはずたずたです。確かに、同じ流派でも長い間の地域性による太極拳型の変化は伝統拳も制定拳もありますよ。ただ、昨今の色々な伝統拳のホームページを拝見すると、不思議なことがかなり多いです。動画を見ていて襤褸ばっかりですが、コメントを見てみると、陳式をやって本を読んで武式太極拳も取り入れたとか、呉式太極拳の看板を出しておいて、楊式も研究したので呉式を改良したとか・・・。これははっきり申し上げますとなかなか簡単な話しではありませんよ。そして、素人の方から見てみると非常に信憑性がないことにも繋がりますね。わたくしも日本語は完璧ではありませんが、中国人の「伝統太極拳改革派巨匠」様の日本語は間違っている文法も手伝って、意味不明なサイトがかなり多いです。
一、「本物の太極拳」があまり本物ではないことが、学んでいる方が少しずつ悟り始めていますね。内容が少ない為、積極的に太極拳を教えずに、高い料金を徴収することで伝統拳のイメージが破壊させてきましたね。申し訳ございませんがこれは我々伝統太極拳を教えているすべての人間が背負わなければならない責任でございます。
ここで、大胆に呼び掛けますが、無責任に悪徳商法に近い伝統太極拳の教育をお辞め頂けませんでしょうか?我々真面目な伝統拳にも制定太極拳の皆様にも迷惑です。
伝統太極拳社会環境づくり
2013年7月28日