旧 太極拳よもやま話 未分類

きよしこの夜

2013年12月24日

昨日の夜の個人レッスン後に少々散策をしていたら街のあちらこちらからクリスマスキャルルである「きよしこの夜」の音楽が聞こえて来ます。日本では「きよしこの夜」はクリスマスイブのすべてのようですね。不思議に12月25日のクリスマスの日はもう各デパートでは商戦をやめてお正月の展開をし始めます。まあ、いいかという感覚で言うとクリスマスは日本的な祭りではない為、少々非常識であっても日本に土着化されている西洋のまつりですので日本なりに楽しめばよいではありませんか。
 クリスマスイブはキリストと言う人間(神?)の誕生日だそうです。キリストさんの誕生日で世界の殆どの国が使っている西暦が決まりますが、不思議にキリストが亡くなり神様になったご復活祭は中国を中心で使っている旧暦で計算していて、西暦で計算すると中国の旧正月みたいに毎年が違います。  
 極端な新興宗教ではない限り世のどの宗教も「善」を重んじ人間を良心的かつ善良的な存在へと導いてきました。そして、勿論のように人間とうものは利益がなければ、言い換えれば報いがなければかなかな宗教や思想に応じ難いとの性質は今日の人間学者の研究で解っていますが、本格的に信じて頂く思想や宗教はいつも何かのご利益を用意しています。本日がお誕生日のキリストさんが提唱しているご利益というのはこの世の利益や快楽ではないようですね。もはやこの世で貧しい生活を送りなさいと提言していました。自分の財産を捨てて、貧しい人に施して…、教会に奉仕して…、その報いは「天の国、永遠の命」であります。そうそう、教会では「貴方の隣人を愛しなさい」とも強く提案していますが、色々な教会の話しを聞いているとどこも人間関係が悪いようです。何故でしょうかね。神様の掟の中にも「人間関係」はどの他の掟よりも守れないでしょうかね。近頃、一部分の教会の方が「神の無責任論」を言及しています。神が人間それぞれ違うものに作ってしまったからだそうですね。要は人間をパソコンみたいに統一すれば、何か命令を与えれば皆が同じことをしますね。神様もきっと困っているはずですね……。
 私の専門分野である太極拳は中国道教より継承されてきましたが、道教思想は正直に申し上げますとかなり消極的なところがあります。天地創造の当時からあった「陰陽五行」が今日の太極家元でまだ修練し続けていますね。伝統太極拳の動きというと非常に地味で今日の一般の方々の美意識とかなり違っています。元々、美しく見せる為に太極拳というものが作られたわけではありませんね。健康、長寿、そして、一番実用的かつ無駄のない武道として作られた伝統太極拳に対してなるべく近代人もご納得出来る競技太極拳という美意識を高めたスポーツは太極拳というものの定義づけを実質的に変えてしまいました。そして、古代文化のような伝統太極拳がかなり難しく少々古典的考えを持たないと修練出来ないとの観点からは競技太極拳のよさがかなり目立ちますね。道教は本来、かなり保守的に物事を考えており、無理なことをしても効果が得られなかったり。逆の効果で困ったりしてしまうより、最初から最低限度のことしかしないほうが摂理的だとの認識は、キリスト教のやや厳しい教義と比べればかなり消極的な思想であることが確認出来ます。
 宗教はそもそもその発祥の地の人々の性格に近いものがありますね。世界三大宗教はいずれもアジアが発祥の地になります。キリスト教は中東の地とのことで考えてみるとやはり厳しく積極的に物事に取り掛かるのでしょうね。道教は中国がメインですのでやや消極的で確実性を求める方向になりますね…。
 逆に近代人は美とスポーツ性を求めるのが一般的です。勿論、そうなると身体能力に応じて各種目を練習するようになります。身体能力が一般の方なら競技太極拳当たりでしょうか。身体能力がよければサッカーでしょう…。

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