〈念奴嬌〉赤壁懷古
大江東去,浪淘盡,千古風流人物。
故壘西邊,人道是,三國周郎赤壁。
亂石崩雲,驚淘裂岸,捲起千堆雪。
江山如畫,一時多少豪傑。
遙想公瑾當年,小喬初嫁了,雄姿英發。
羽扇綸巾,談笑間,強?繊灰飛湮滅。
故國神遊,多情英笑我,早生華髮。
人生如夢,一尊還?矚江月。
馬岳梁大師に関しては日本語で表せないものがあまりにも多すぎます。馬師との数々のエピソードの中で最も忘れ難いのは旧正月一日の朝です。馬家が5号で我が家は45号ということで私はいつも朝一番に挨拶しに行きます。いつも新年の挨拶をし、お年玉を頂いて初太極拳を両師の前で致します。馬師はいつも中国北宋文学家である苏轼(1037-1101)の《赤壁懷古》を朗読します。墓参りの時、私はいつも感慨して泣きそうになります。
本日は横浜中華街のレストランで、《赤壁懷古》の書を拝見してまた師匠を思い出してしまったのです。日本人の方で大学で古文をやったことがある方なら簡単に理解出来るでしょう。下手に訳するともっとの意味と違ってしまいますので、中国のままで失礼致します。
どうか、この《赤壁懷古》を好きになってください。
呉式太極拳研究会師範 沈 剛